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Nm7
2022年12月24日 13:59
はじめてスマホをもった日から、いのちが、すこし足りないような気がしている。だれにも渡せないものをもっていたいと思うのは、わたしが、まだまだ人だからですか?穏やかな顔をして、永遠のフリをして、少しずつ削れていくわたし、愛も夢も、いのちをたくさん使う、だから、ちゃんと選ぶんだよ。充電って、1%から結構粘るよね、あれ、わたしのためじゃないといいな。自分のために生きないのなら、やめ
2022年12月1日 21:09
きみが生きているせいで泣いている人もいて、そうやって命はつよくなる、防波堤で死んでいく波たち。なんとか朝を迎えられた体が微かに震え、一秒一秒、時間をかけてきみになっていくその様を私は、見たことがないから不気味におもいます。生きることは、まあまあ気持ち悪い。ひとりとして同じ人はいないのに、どうして同じ気持ちだといえるの。きみの知らないところで生きている命を、知らないことすら知らないようなその瞳を、ど
2022年11月26日 12:01
どうしても欲しくってここまできたなのに どうしてかな違うことをかんがえてる雨がふりそうだから傘をもってきたなのに どうしてかな忘れてくればよかったな明かりをつけてそれを隠すみたいな毎日だよ体をめぐる血は温かいね平気 大丈夫君よどうかなにも知らないでいて難しいことは楽しいね平気 大丈夫朝よどうかわたしを知らないでいて
2022年11月21日 17:38
燃やせればなんだってよかった。人は思ったより光と熱に支配されていて、それに気づけないまま、赤く燃える夕日をきれいだとおもって眺めている。瞳に映り込んだ赤色を、その揺らめく炎を、わたしは、おそろしいとおもって眺めている。孤独に殺された人たちが今日も、爆発寸前の"それ"を胸の奥、一点にたずさえて歩いている。平和が、分厚い板のようにのしかかっていく。かくしていく。つぶしていく。今に火が上がるよ。目を
2022年11月18日 18:33
かなしみはさびしさの同系色。浮きあがる風船のひとつひとつが、目の前で割れて、弾けていった、弾かれないままのギターは音の出ないギターと同じで、生きているだけでは何か足りないような気がして、本当はそんな事もないのに、花も猫もみんな生きるくらいしかしてないのに、僕らだけだよ、うつくしいね、輝き続けなきゃいけない系生命。それなりにすごいことをしているから、それなりに誇っていいんだよ、言葉じゃいつまでも
2022年11月16日 17:41
みんなを泥人形だと思わないと生きていけない日があること。人の多い場所がきらいだ。自分まで人のような気がしてくる、誰かが死んだニュースがきらいだ。自分が生きているような気がしてくる、怪我をしたら当たり前に赤い血が出てくるとか、本当は全然わからなくて、わからないことを時々思い出すために、言葉があるのかもしれないな。宇宙は広いです、人はいつか死にます、世界に構っていられない日の空が一番、なんだか世界
2022年11月12日 14:56
この世界を生きた覚えなんてまだ一度も無くて、ただ霞のように浮かんでいる、小石のように転がっている、そのよるべなき冷たさを、情けないほどの静寂を、あなたは、あなただけはそれでも、命と呼んでくれるからわたし、この体を引きずったまま、どこへだって行けた。本当は何者だってよかった、人じゃ無くたって構わなかった、ただ、その仮面が歪むほど笑ってくれるなら、この体が壊れるほど抱きしめてくれるなら、その為なら
2022年11月8日 13:33
道端の蝶々は秋の光を散らかし私の瞳はまるで幼い星のよう忘れ物をしたことも忘れたふりしてかたちのむこうでいつの日か待っていたよと声がして探していたよと声をかけるまた会いましょうかきっと会いましょう
2022年10月20日 12:38
いきるためにやっていることを美しいだとか、本当は言っちゃいけないのかもしれなくて。精一杯やってダメだったことを覚えているとか、本当はおかしなことなのかもしれなくて。明日に明日がくることとか、本当は間違ってるのかもしれなくて。あなたとわたしが違うこととか、お腹が空いて物を食べるとか、本当が本当なのかわからない時ほど、本当に本当なのかもしれなくて。
2022年8月20日 00:39
涙の代わりみたいに息を吐く積み重ねてきた何かが少しずつ体から出ていくような夜がくる言葉で飽和しきった空気26℃のかなしい部屋逃げ場はない息をしていたかったせめてもう少し軽々と虫のように小石のようにただここに在るだけのわたしを抱きしめて月日が死んでいく泣けたなら少しは自分を愛する暇もあっただろうか輝いていたものはみんなあの夏に溶けてしまって
2022年8月12日 06:29
残さずに見ていて割れたままで光るそれに映り込む私が向こう側で微かに動いてる私じゃない誰かの心のなかでも私は動いているそれを私は見ていた? ごめんね私あなたを見ていてもあなたはそこに半分だけ残りは笑えるほど私残さず拾い集めていて砂のような言葉たち煌めいて揺れる波打際そっと影を重ねたふたり
2022年8月6日 10:28
悩んでるのはきみだけじゃないといわれて、その瞬間わたしの、最後の足場が崩れていった、わたしがわたしであるために必要なものはそんなに多くなくて、簡単に消えてしまえるねって、そう叫んでもぜんぶ、夏の空気に溶けてしまった、鳥が呼んでる、幸せを呼ぶことになってる鳥が、誰も知らない名前を呼ぶ、たくさんの愛が欲しいから、細切れになった愛が空を飛ぶね。きみは信じていられる?いつまでも信じていられる?羽ばたきの隙
2022年7月28日 13:38
夏の雲をどかして、君はアイスを溶かして、形のない風たちが息をしている。生まれた染み、アスファルトの黒、波を、波の音を聴いたことのある人たちはみんな、聴こえない周波数があって、ちょうどその隙間を縫うようにして誰かが、声を上げていた。つけたシワを伸ばすように、日は照らす、言葉が散る、君の探していたものはどこにも無くて、それでも君は、この夏を少し、好きになろうとしていたね。渡さないよ。探さない。ぐちゃぐ
2022年7月26日 23:55
ほんとうの意味で、きみと、同じ気持ちにはなれないということ、ただそこにだけ、優しさは宿っている。それは根を下ろし、葉を広げ、無関係なあなたを繋いでいく、ただ光の方へ、光の方へと伸びたその先で、出会ったもの、すれ違ったもの、わたしは何を見つけたのかな、何を見つけていくのかな、他人なんて大嫌いだと、そう言えない程度の愛に揉まれて。あなたの言葉が私を傷つけるとき、そこに、本当はあなたすらいなかったと、風