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親の移住と、家族の記録。

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60代両親が地方移住の夢をかなえるまでの紆余曲折。パソコンデビュー、物件探し、断捨離などの家族の記録。
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#夫婦

実家のIT化完了、そして覚醒は突然に 〜親の移住と、家族の記録#08〜

「実家のIT化3デイズ」という一大イベントを終え、私は自宅に戻った。翌日からは、約束した通…

沼色もず
2年前
20

ついに移住完了!夫婦ふたりの引っ越し 〜親の移住と、家族の記録#20〜

父の退職から一ヶ月後、両親は移住先の町へ引っ越した。業者には頼まず、父が知り合いから借り…

沼色もず
2年前
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離れてもつながるために 〜親の移住と、家族の記録#19〜

実家の売却が決まり、父も無事に定年退職を迎え、あとは移住先へ引っ越すだけとなった。 これ…

沼色もず
2年前
27

父の退職 〜親の移住と、家族の記録#18〜

家の売却の目処がつき、父は仕事にも区切りをつけることにした。 新卒で入社してから四十年以…

沼色もず
2年前
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まずは週末移住から 〜親の移住と、家族の記録#14〜

いま住んでる家と、移住先の家。一時的にふたつの拠点を持つことになった両親は、まずは“週末…

沼色もず
2年前
27

空き家を整える 〜親の移住と、家族の記録#13〜

移住先の物件が決まり、両親は再び元気を取り戻した。ゴールの見えない物件探しにやや疲れ気味…

沼色もず
2年前
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ついにめぐりあった理想の物件 〜親の移住と、家族の記録#12〜

早まるな、もう少し待て。 そんなメッセージを、移住サポート制度担当Sさんの態度から感じ取り、待つことを決めた両親。しかし連絡がないまま一週間、二週間、時間が過ぎていく。前回内見した物件は保留にしていたが、いつ誰が契約してしまうかわからない。 「待つ」ということは、しんどい。思えばもう一年くらい、理想の物件との出会いを待ち続けている。まだまだ元気とはいえ両親は六十代後半、ゴールの見えないこの長期戦の疲れも少しずつ出てきているはずだ。実際、「完全な移住が難しいなら、定期的に遊び

実家をIT化せよ(2日目) 〜親の移住と、家族の記録#06〜

実家IT化プロジェクト3デイズの2日目。 この日は朝から、ネット回線の引き込み工事が入った…

沼色もず
2年前
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実家をIT化せよ(1日目) 〜親の移住と、家族の記録#05〜

両親の移住に向けてサポートすると決めた私が最初に取りかかったのは、「実家のIT化」だった。…

沼色もず
2年前
14

続・両親の夢を聞きに行く。状況把握と意思確認 〜親の移住と、家族の記録#04〜

背中を押す、その前に。 実家の現状把握と、両親の意思確認をした時の話、今回は2回目です。 …

沼色もず
2年前
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両親の夢を聞きに行く。状況把握と意思確認 〜親の移住と、家族の記録#03〜

父の定年が近づいている。家も老朽化してきた。両親の老後は、意外とすぐそこまできているのか…

沼色もず
2年前
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「いつか」から「そろそろ」へ 〜親の移住と、家族の記録#02

「いつかできたらいいね」くらいの感じだった地方移住を実際に考え始めるようになった背景には…

沼色もず
2年前
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いつかは移住 〜親の移住と、家族の記録#01〜

私の両親は、結婚してからずっと、関東地方の政令指定都市で暮らしていた。 真面目に働き、家…

沼色もず
2年前
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親の移住と、家族の記録 〜はじめに〜

私の両親には、「いつか住みたい」と思い続けていた場所がありました。 中部地方のとある海沿いにあるその町は、 若き日の父と母が初めて出会った地であり、 毎年の家族旅行の行き先でもありました。 子供たちが独立したあとも、夫婦で何度も訪れていた大切な場所です。 とても気に入っていたその町に、父と母がふたりで移住したのは六年前。 六十代後半での決断でした。 今も、楽しそうに暮らしています。 長年の夢をかなえるまでにどんなことがあったのか、 私たち家族の記録として、これから書いてい