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親の移住と、家族の記録。

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60代両親が地方移住の夢をかなえるまでの紆余曲折。パソコンデビュー、物件探し、断捨離などの家族の記録。
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#親

実家のIT化完了、そして覚醒は突然に 〜親の移住と、家族の記録#08〜

「実家のIT化3デイズ」という一大イベントを終え、私は自宅に戻った。翌日からは、約束した通…

沼色もず
2年前
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ついに移住完了!夫婦ふたりの引っ越し 〜親の移住と、家族の記録#20〜

父の退職から一ヶ月後、両親は移住先の町へ引っ越した。業者には頼まず、父が知り合いから借り…

沼色もず
2年前
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離れてもつながるために 〜親の移住と、家族の記録#19〜

実家の売却が決まり、父も無事に定年退職を迎え、あとは移住先へ引っ越すだけとなった。 これ…

沼色もず
2年前
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父の退職 〜親の移住と、家族の記録#18〜

家の売却の目処がつき、父は仕事にも区切りをつけることにした。 新卒で入社してから四十年以…

沼色もず
2年前
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さよなら家族の家 〜親の移住と、家族の記録#17〜

引っ越し前の断捨離が済み、いよいよ家そのものの処分に向けて動く段階になった。 移住先と自…

沼色もず
2年前
20

断捨離しなかったもの 〜親の移住と、家族の記録#16〜

前回、引っ越し前の実家の断捨離について書きましたが、 後から少し反省しました。 潔くモノを…

沼色もず
2年前
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お見事!両親の断捨離 〜親の移住と、家族の記録#15〜

移住先には、本当に必要なものしか持っていかない。それが両親の考え方だった。 家自体が小さくなるという物理的な理由もあるが、それよりも、「モノの少ないすっきりした環境でシンプルに暮らしたい」という気持ちが強く、断捨離にも積極的だった。 もともと、そこまでモノが多い家でもなかったし、移住物件探しを始めた頃からは余計なモノを増やさないよう気をつけてもいた。それでも長年住めばそれなりに蓄積されるし、部屋数や収納スペースがあるから片付いて見えているところもある。人からもらったモノ、年

まずは週末移住から 〜親の移住と、家族の記録#14〜

いま住んでる家と、移住先の家。一時的にふたつの拠点を持つことになった両親は、まずは“週末…

沼色もず
2年前
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ついにめぐりあった理想の物件 〜親の移住と、家族の記録#12〜

早まるな、もう少し待て。 そんなメッセージを、移住サポート制度担当Sさんの態度から感じ取り…

沼色もず
2年前
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足を運ぶ理由と意義があるはず 〜親の移住と、家族の記録#10〜

物件探しをしながら、今の生活も楽しむ。夢と現実のあいだでバランスをとりながら、両親は日々…

沼色もず
2年前
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物件の探し方と心得 〜親の移住と、家族の記録#09

移住という夢に向け、大きく一歩を踏み出した父と母。インターネットで情報収集できるようにな…

沼色もず
2年前
11

実家をIT化せよ(3日目) 〜親の移住と、家族の記録#07〜

いよいよ千秋楽。実家IT化プロジェクト3デイズは最終日を迎えた。 やや詰めこみ気味で教えて…

沼色もず
2年前
12

実家をIT化せよ(2日目) 〜親の移住と、家族の記録#06〜

実家IT化プロジェクト3デイズの2日目。 この日は朝から、ネット回線の引き込み工事が入った…

沼色もず
2年前
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実家をIT化せよ(1日目) 〜親の移住と、家族の記録#05〜

両親の移住に向けてサポートすると決めた私が最初に取りかかったのは、「実家のIT化」だった。当時実家にあった通信機器はFAX付きの固定電話と、父が会社から支給されていたガラケーくらい。そのガラケーも通話機能しか使っておらず、就寝中や休日にはしっかり電源が切られていた。 デジタル環境の差は、老後の豊かさの差に直結する。得られる情報は多いほうが絶対にいいし、両親との連絡手段が複数あれば私も安心だ。当時、父は66歳、母は63歳。年齢的にもこれが最後のチャンスだろう。移住するしないに