足を運ぶ理由と意義があるはず 〜親の移住と、家族の記録#10〜
物件探しをしながら、今の生活も楽しむ。夢と現実のあいだでバランスをとりながら、両親は日々を過ごしていた。
「移住物件探しだけに時間と心を使わないように」というのは以前から家族で話していたことで、両親もそれを心がけていたようだ。毎日のウォーキングを続け、買い物に行き、たまにドライブにでかける。ネットで物件情報をチェックし、移住希望先の地元ニュースに目を通す。行政の移住サポート制度に登録してからは、新しい物件情報を知らせてもらえるようになり、待つことにも少しずつ慣れていったようだ