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読書感想文⑦

noteを始めて良かったなと思うことがありました。

今回で7回目になる読書感想文ですが、今までの投稿を見て面白いと思ってくださったフットサルの先輩から本を頂きました。

そして今回は早速頂いた本を読んだ感想を書きます。

この本は、「世界一貧しい大統領」とも言われたホセ・ムヒカさんについて書かれている本です。

南米ウルグアイからホセ・ムヒカさんが初めて来日したのは2016年の春でした。

世界一貧しい大統領が伝えるメッセージと言うと、貧乏でも大統領になれますよ、努力でどうにでもなりますよというようなメッセージを伝えたりするのかと思われがちですがそうではありません。

ホセ・ムヒカさんは、世界一貧しい大統領という称号についてどう思うかという質問に対してこう答えています。

貧しい人とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のこと。私は少しのモノで満足している。質素なだけで貧しくはない

また、幸せと感じるのはどんなときかという質問に対しては

自分の人生を使って、自分が好きなこと、やりたいことをしているとき。
それに幸せとは、隣の人のことをよく知り、地元の人々とよく話し合うこと。

都市ゲリラ「トゥパマロス」のメンバーとして武装闘争に携わったことにより投獄されました。その時にした独房での経験からこのような考え方に至ったそうです。

最近の人々は、物が溢れ、それなりに裕福な生活をしている人が多いのにも関わらず、さらに便利さなどを求めすぎているのかなと思いました。

幸せになるために働いているはずなのに、働きすぎて苦しんでいる。仕事と時間に追い込まれてしまっている。ともホセ・ムヒカさんは語っています。

幸せとは、身近にあり求めれば求めるほどなくなっていく物だ。見失いがちな物なのだ。私はとてもそう感じました。

これは、星の王子様にでてくる 「いちばんたいせつなことは、目に見えない」と通ずる部分があるなと思います。

こういったジャンルの本はあまり読んだことがなかったのですが、色々な人の生き方について学び、考え方を感じるというのも大切だなと思いました。

ホセ・ムヒカさんの考え方は素晴らしく共感できる部分もありました。でも、あそこまで質素な生活をできるかと言われたらそうではないかなとも思います。
ですが、これからの世代の為に無駄な消費はせず、環境について考えた行動はとれるよう努力します。

また、最近はコロナの影響でなかなか当たり前の生活ができていないですが、こういう時こそ身近な幸せを見つけて今までの生活に感謝できるようにしていけたらいいなと思いました。

この本では、多くのホセ・ムヒカさん本人の言葉が書かれています。きっと心にくる言葉があると思います。年代問わずいろいろな人にお勧めできる一冊です。

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