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Apple TV 4Kのすすめ

 11/1にAppleは自社ストリーミングサービスApple TV+をロンチし、オリジナルドラマを配信しはじめた。Netflixなどのサービスと比べると作品数は少なく感じるが、AppleのTVアプリを他社OSにも展開させたのをみると、Appleは肥大化するプラットフォームのターミナルになろうとしていることがわかる。実際のところAppleのTVアプリはもとより使いやすく、自社製品であるApple TVもまた然りだ。  2018年は年間500本以上のScripted Showが

    • 2019年上半期ドラマベスト10

      1. My Brilliant Friend 2. チェルノブイリ 3. DEUCE S2 4.グッド・プレイス S3 5. ワンデイ 家族のうた S3 6. フリーバッグ S2 7. セックス・エデュケーション 8. キリング・イヴ S2 9. カウンターパート S2 10. ボクらを見る目 ⚪Honorable Mention スター・トレック:ディスカバリー S2 世にも不幸なできごと S3 ザ・グッド・ファイト S3  2018年の総評で述べたように、2019年

      • 2018年上半期ドラマベスト10

        1. グッド・プレイス S2 2. ペーパー・ハウス 3. ワンデイ 家族のうた S2 4. GLOW S2 5. レギオン S2 6. Counterpart 7. Atlanta: Robbin' 8. ザ・テラー 9. 世にも不幸なできごと S2 10. ブラックライトニング  これまでのドラマ視聴はシリアスな作品が大半だったので、昨年に続きコメディーやアメリカ以外の作品、ドキュメンタリーを交えながらの上半期になった。新作以外にもCBSの長寿番組『ビ

        • 『ペンタゴン・ペーパーズ』の豪華キャスト

           スティーブン・スピルバーグ監督の新作『ペンタゴン・ペーパーズ』は立法府の信頼が揺らぐ日米にとってクリティカルな内容だが、この作品を支えるキャストをみて、良い意味で露骨すぎて苦笑してしまう人もいたのではないだろうか。どうみても近年のドラマで活躍した俳優を集めているのである。 ボブ・オデンカーク  キャストをみてドラマ通がまず反応するのはこの人であろう。2008年から2013年まで放映された傑作『ブレイキング・バッド』で小賢しい悪徳弁護士ソウル・グッドマンを演じた彼は、その

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          『ブラックパンサー』

          ✳このエントリは作品のネタバレを含みます  マーベル・ユニバース最新作『ブラックパンサー』でライアン・クーグラー監督とともに脚本にクレジットされたジョー・ロバート・コールは、2016年の傑作ドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』第5話"Race Card"で脚本を務めた人物だ。シンプソン裁判がアメリカにとってどのような事件だったかはドラマを観てもらうとして、『ボーイズ'ン・ザ・フッド』のジョン・シングルトンが監督するこのエピソードは、裁判で加

          『ブラックパンサー』

          2018年3月配信開始の注目ドラマ

           FX Networkを中心に多くのシリーズがスタートする3月の紹介です。配信開始日は北米準拠にしています。 「The Looming Tower」2/28, Hulu  9/11に至るまでの経過を描いたローレンス・ライトの著『倒壊する巨塔』を映像化したミニシリーズである。脚色は『カポーティ』のダン・フッターマンが務め、マイケル・スロヴィスやジョン・ダールといった馴染み深い監督陣が参加している。『ゴッドレス』で好演をみせたジェフ・ダニエルズをはじめ、『シェイプ・オブ・ウォ

          2018年3月配信開始の注目ドラマ

          『LEFTOVERS/残された世界』

           『LEFTOVERS/残された世界』は2014年からHBOで始まり、2017年のシーズン3を以て完結したドラマだ。2015年のS2終了時点では続行が決まっていなかったが、ファンの要望もあってS3が製作された。日本では2017年の夏からスターチャンネルでS2まで放送され、続くS3も北米からさほど遅れずに観ることができた。  なお、このエントリはネタバレ無しで書いている。というより、物語を説明するのが難しい。  "leftovers"は「残りもの」という意味だ。全人類の2%が

          『LEFTOVERS/残された世界』

          2018年1月配信開始の注目ドラマ

           2017年を総括するアワードシーズンではHuluの『侍女の物語』やAmazonの『マーベラス・ミセス・メイゼル』が躍進し、ドラマ戦国時代がいよいよ混沌としてきた現状で、観たい作品を全て抑えるのは困難だ。とはいっても今のドラマが映像エンタメの最前線にいることは疑いなく、映画やビデオゲームの才能を追っていてもドラマに行き着くことが多い。  というわけで1月に北米その他で配信開始のドラマを簡単に紹介していきます。 1/5 「The End of the F***ing Worl

          2018年1月配信開始の注目ドラマ

          ロバートの反乱について

           事の発端は、狂王エイリスの長男で既婚者のレイガー・ターガリエンが、エダード・スタークの妹リアナ・スタークとともに失踪したことだった。 リアナは高巣城のジョン・アリンのもとでともに育ったロバート・バラシオンとの婚姻が決まっていたため、リアナの父リカード・スタークとエダードの兄ブランドン・スタークがエイリス王へ抗議するが、ふたりは処刑されてしまう。これに怒ったロバートとエダードは、ジョン・アリンを説得し反乱を起こす。  反乱軍にはバラシオン家、スターク家、アリン家、タリー家

          ロバートの反乱について

          ラムジー・スノウと<リーク>

           ルース・ボルトンが狐狩りをしていると、ボルトン家が所有する水車場で若い女が選択をしていた。水車場を預かる粉挽きは年寄りで、齢が半分もいかないこの娘を新妻にもらったが、領主であるルースから結婚の許可を得ず、報告もしていなかった。ゆえに粉挽きを縛り首にし、揺れる死体の前で初夜権を行使(娘を強姦)した。  1年ほどして、この娘が泣きわめく赤子を抱いてドレッドフォート城までやってきた。聞けば、ルースの息子だという。母親を笞刑にして赤子は井戸にでも放り込むつもりだったが、赤子はルー

          ラムジー・スノウと<リーク>

          ジョン・スノウとラムジー・ボルトンのちょっとした因縁

           ドラマ版でも少し語られるルース・ボルトンの亡き嫡男はドメリック・ボルトンという。物静かだが利発な子で、武芸にも秀でていた。とくに馬が好きで、なかば馬ではないかといわれたリカード公の令嬢ですら競い馬ではドメリックには及ばなかったほどであった。ここでいうリカード公の令嬢とは、エダード・スタークの妹リアナ・スタークである。第6章で原作より先に確定した通り、'R+L=Jセオリー'即ちジョン・スノウはレイガ―・ターガリエンとリアナ・スタークの息子だが、そのジョン・スノウがドメリックを

          ジョン・スノウとラムジー・ボルトンのちょっとした因縁

          バリスタン・セルミーの語る狂王エイリスとタイウィン・ラニスターの関係

           まずは「竜との舞踏」中巻よりバリスタン・セルミーとデナーリス・ターガリエンの会話を抜粋。 「太子エイリスは……お若いころ、キャスタリーの磐城のとある女性に恋をなさいました。タイウィン・ラニスターの従姉妹です。この従姉妹とタイウィンが結婚したとき、お父上はその披露宴で御酒を過ごされ、臣下に対する主君の初夜権が廃されたのはいかにも残念だ、と放言されたといわれております。もちろん、酒席での冗句以上のものではありませんが、タイウィン・ラニスターは、けっしてこのようなことばを忘れる

          バリスタン・セルミーの語る狂王エイリスとタイウィン・ラニスターの関係

          2017年ドラマベスト10

          1. ベター・コール・ソウル S3 (AMC) 2. 侍女の物語 (hulu) 3. 13の理由 (Netflix) 4. ザ・クラウン S2 (Netflix) 5. ビッグ・リトル・ライズ (HBO) 6. ストレンジャー・シングス S2 (Netflix) 7. フュード/確執 (FX) 8. ミスター・ロボット S3 (USA) 9. ボージャック・ホースマン S4 (Netflix) 10. マーベラス・ミセス・メイゼル (Amazon) 11. レギオン (FX)

          2017年ドラマベスト10