ジョン・スノウとラムジー・ボルトンのちょっとした因縁
ドラマ版でも少し語られるルース・ボルトンの亡き嫡男はドメリック・ボルトンという。物静かだが利発な子で、武芸にも秀でていた。とくに馬が好きで、なかば馬ではないかといわれたリカード公の令嬢ですら競い馬ではドメリックには及ばなかったほどであった。ここでいうリカード公の令嬢とは、エダード・スタークの妹リアナ・スタークである。第6章で原作より先に確定した通り、'R+L=Jセオリー'即ちジョン・スノウはレイガ―・ターガリエンとリアナ・スタークの息子だが、そのジョン・スノウがドメリックを毒殺した(可能性が高い)ラムジー・ボルトンを打ち負かしたのは、ラムジーに殺されたルース・ボルトンにとって二重の復讐ともいえる。こういったキャラクターたちの関係が豊富なので、「氷と炎の歌」を読みましょう。