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ロバートの反乱について
事の発端は、狂王エイリスの長男で既婚者のレイガー・ターガリエンが、エダード・スタークの妹リアナ・スタークとともに失踪したことだった。
リアナは高巣城のジョン・アリンのもとでともに育ったロバート・バラシオンとの婚姻が決まっていたため、リアナの父リカード・スタークとエダードの兄ブランドン・スタークがエイリス王へ抗議するが、ふたりは処刑されてしまう。これに怒ったロバートとエダードは、ジョン・アリンを説
ラムジー・スノウと<リーク>
ルース・ボルトンが狐狩りをしていると、ボルトン家が所有する水車場で若い女が選択をしていた。水車場を預かる粉挽きは年寄りで、齢が半分もいかないこの娘を新妻にもらったが、領主であるルースから結婚の許可を得ず、報告もしていなかった。ゆえに粉挽きを縛り首にし、揺れる死体の前で初夜権を行使(娘を強姦)した。
1年ほどして、この娘が泣きわめく赤子を抱いてドレッドフォート城までやってきた。聞けば、ルースの
ジョン・スノウとラムジー・ボルトンのちょっとした因縁
ドラマ版でも少し語られるルース・ボルトンの亡き嫡男はドメリック・ボルトンという。物静かだが利発な子で、武芸にも秀でていた。とくに馬が好きで、なかば馬ではないかといわれたリカード公の令嬢ですら競い馬ではドメリックには及ばなかったほどであった。ここでいうリカード公の令嬢とは、エダード・スタークの妹リアナ・スタークである。第6章で原作より先に確定した通り、'R+L=Jセオリー'即ちジョン・スノウはレイ
もっとみるバリスタン・セルミーの語る狂王エイリスとタイウィン・ラニスターの関係
まずは「竜との舞踏」中巻よりバリスタン・セルミーとデナーリス・ターガリエンの会話を抜粋。
「太子エイリスは……お若いころ、キャスタリーの磐城のとある女性に恋をなさいました。タイウィン・ラニスターの従姉妹です。この従姉妹とタイウィンが結婚したとき、お父上はその披露宴で御酒を過ごされ、臣下に対する主君の初夜権が廃されたのはいかにも残念だ、と放言されたといわれております。もちろん、酒席での冗句以上の