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【外国語学習②】語学制覇への道!~効率的なスピーキングの伸ばし方~

こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。 

みなさん、語学学習は好きですか? 

一口に「語学」といっても、一般的には、「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」の4技能を習得することが求められるため、分野によって好き嫌いがあるのではないでしょうか。 

先日図書館サポートスタッフで企画したアンケートでは、「外国語を学ぶとき、あなたが魅力を感じる活動は?」という質問に対して、多くの人が「話すこと」を選択してくれました。4技能の中でも、人とコミュニケーションをとれる「話すこと」には、たくさんの人が魅力を感じているようです。 

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そこで今回は、6名の留学生外国語担当サポートスタッフに、「英会話」の学習経験についてアンケートを取り、英会話の上達に役立つポイントや勉強法をまとめてみました。英会話をより楽しむために、参考にしてみてはいかがでしょうか? 

今回アンケートに協力してくれたのは、英語スタッフ2名、中国語スタッフ4名の計6名です。私も普段は英語スタッフとしてサポートデスクで対応しているので、自分の経験も交えながら紹介していこうと思います。それではさっそくいってみましょう! 


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1. どうやって英会話を身に着けたの? 

まずは、英会話を始めた時期やきっかけについて聞いてみました!

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英会話を始めた平均年齢は12.5歳で、みなさん比較的早い段階から英会話を始めていました。その中でも早い人は6歳から英会話を練習する機会があったとのことですが、遅い人は19歳から始めています。語学学習は早いほうが有利とされていますが、遅いからといって悲観しなくてもいいようです。私も大学生になる前は、一般的な日本の教育の範囲内でしか英会話には触れてきませんでしたが、大学に入ってから、海外留学や在日留学生との交流をきっかけに積極的に英会話をするようになりました。 

【きっかけ】 

早くから英会話を始めた人たちは、幼稚園や小学校といった教育課程で英会話の授業を受ける機会があったそうです。一方、遅くから始めた人たちは、IELTSの受験やツアーガイドのアルバイト、また大学に入学してからの留学生との交流をきっかけとしてあげています。学校教育で話す練習をする機会がなかった人たちも、主に大学時代に必要性が高まって英会話を始めていますね。 

【勉強時間】 

勉強時間に関しては、個人差はあるものの、みなさん毎週英会話をする時間が確保されていた点が印象的でした。長くなくても良いので、定期的に時間を確保して継続して練習することが大切なようです。ですが、定期的に時間を確保するといっても、「会話」である以上、話し相手を確保しなくてはいけない点が少し大変ですよね。私は外国人が集まるイベントに定期的に参加したり、それが難しい時にはお気に入りの映画を何度も見て耳を英語に慣らしたりして、日常的に「音」に触れることを意識していました。Youtubeや動画配信サービスの発達で、英語に触れることが身近になりました。なかなか会話の相手が確保できない人は、こうしたコンテンツを有効活用してみるのもよさそうですね。 

2.効率的な勉強法とは 

サポートデスクの外国語担当スタッフのみなさんは、様々なきっかけやタイミングで英会話を始めていることがわかりましたが、その中で効果があった勉強法と、効果がなかった勉強法について聞いてみました。 

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いかがでしょうか?あまり効果がなかった方法として挙げられている勉強法をしてるなあと思う人は、次の章でなぜ効果がなかったのか、どうして効果のよい方法は効果があったのか、英会話力を伸ばすために必要なことを確認してみましょう! 


3. 英会話力を伸ばすために必要なこと 

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英会話力を伸ばすポイントは、「機械的に覚えた英語」を話すのではなく、「英語を自分の言葉としてアウトプットする」ことです。もちろんゼロからは何も生み出せないので、暗唱で表現を覚えたり、話す内容を考えたりと、それなりに英語を理解するベースは必要です。しかし、それはすべて実際に話す「実践」のために必要な段階ですので、準備ができたら、怖がらずに誰かと話すようにしてみましょう。しっかりと前準備をすればするほど、自分の発音は合っているのだろうか…文法を上手に組み立てられなかったらどうしよう…時制間違ってないかな…などと不安になってしまうこともあるかと思います。でも、英会話においては文法やマナーにこだわりすぎることは逆効果です!母国語の日本語だって小学生のころから失敗をたくさんしながら習得してきましたよね。言葉は間違えていいんです!実際に自分の言葉として使いながら、失敗を重ねながら、柔軟に知識を吸収することが大切です。 


4. 試験の点数を上げるためには? 

コミュニケーションのための英会話ではありますが、それを点数という見える形で証明する必要がある場合もあります。せっかくなので、良い点数が欲しいですよね。ここでは、試験のスピーキングの点数を上げるためのヒントを紹介します。 

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まずは、単純明快、塾に通う!試験には一定のルールがありますが、スピーキングも例外ではありません。点数を上げたかったら、やみくもに自分で練習するのではなく、先生からコツを教えてもらうなど、プロに助けてもらいましょう。自分で勉強すると続けられない人にもおすすめの方法です。 

次に、スピーキングは試験の4技能の中で最も難しいので、外国人と会話をする際には 練習目的であることを特に意識しましょう。英会話において失敗することを恐れてはいけ ませんが、テストの際は「伝わればいいやマインド」では点数は上がりません。失敗をしたあとは、その反省を活かせるように、練習であることを意識しましょう。 

最後に、IELTS限定の対策法です。リスニングとリーディングの過去問を毎日解けば、1か月後には各パート7点以上伸びたそうです(あくまで個人の経験ですが、信じて努力するものは救われる!?)。ライティングは先生に計画的にトレーニングしてもらうことが大切だそうです。本題のスピーキングはというと、出題される問題が4か月ごとに繰り返される傾向にあるため、過去問をチェックしてから、類題が出されるタイミングを見計らって申し込みをするという方法があるそうです。どんな問題にも対応できるスピーキング力を手に入れることは大切ですが、点数が伸び悩んだりしたときは、最終手段として申し込みの時期をずらし、念入りに事前準備をするのも手かもしれません。 

5.サポートデスクを使ってみよう!

サポートデスクでは毎年春学期と秋学期に数回ずつ、「 Let's Talk in English!」というイベントを開催しています。このイベントは、名古屋大学の学生で、英語を学習している方や練習したいという方を対象に、サポートデスクの留学生スタッフと一緒に会話練習ができます。「英語を自分のものとしてアウトプットする」ことができる絶好のチャンスです!普段は英会話をする機会がないという人や、スピーキングを伸ばしたいと考えている人は、ぜひ参加してみてください。サポートスタッフと一緒に練習し、失敗し、吸収しましょう!イベントの案内はこちら


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以上、サポートデスクの留学生外国語担当サポートスタッフの経験をもとにした、効率なスピーキングの伸ばし方はいかがだったでしょうか?これらのポイントは英会話に限ったことではなく、ほかの言語に応用して使えるヒントがたくさんあるので、ぜひ様々な語学を学ぶ際の参考にしてみてください! 


(英語スタッフ)

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