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そこに赤ちゃんがいること

こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。

金曜日の夜は、「わたしをつくるまちづくり~地域をマジメに遊ぶ実践者たち~出版記念トークイベント」を開催いたしました。たくさんの方に来ていただき本当にあたたかい会になりました。

会場は高松市内の結婚式場チェルシー。

会場を決める時にさまざまなご縁があり、チェルシーさんに出会ったのですが、この円形のチャペルを見学させていただいたときに、「すごくいいな」と思ったのを覚えています。

「結婚式」というのは、新郎新婦を囲んで老若男女、様々な人が集う場所です。健康な大人の人だけでなく、赤ちゃんを連れた人や高齢者にも優しい施設。そして、同じ目線でみんなが円になれる会場の雰囲気が、私たちが目指す会にピッタリだと感じました。

市民活動といえば、行政の市民が活動するための施設はいくつもいろいろあります。どの会場も安価で借りることができ、利用しやすい場となってきて、私たちも何度もお世話になってきました。

しかし、コロナ禍において、行政施設は1番に閉まってしまうことがあります。私たちは、たびたび活動場所を失いました。また、結婚式場はコロナ禍で大打撃を受けた業種です。現在チェルシーさんでも結婚式に限らない利用方法を模索中とのことです。

ぬくぬくママSUN’Sや、NPO法人わがことのような市民の暮らしを守るための活動は、どんな時代においてもストップすることのない、ストップさせてはいけないものだと私は思います。

民間企業と手を取り合いながら、補い合いながら、うまく活動を進めていくことが、時にとても大切です。今回、市民活動とは一見結びつかないチェルシーさんを利用させていただき、本当にいい機会になったなと思いました。

参加してくださった方の中で、

「赤ちゃんがいる場、子連れの人が来ている場というのがとてもよかった」
「様々な世代の人が集まって、向かい合って対話・共感する会でした。赤ちゃんも参加。こんな雰囲気の中から共通善が紡ぎ出されるのではないかという感覚。民主主義を感じました。」

という感想をいただきました。

とてもうれしかったです。

私が初めて、地域づくりチャレンジ塾に参加した時、子育てママだけではない、様々な職種の人たちがいる場で、なかなかなじめないでいた時がありました。また、NPO法人わがことなどで、「大人の会議」などに参加するようになり、子連れの人が参加しにくい場というのは本当にたくさんあることがわかりました。

私たちはいつも子連れ、子供たちがいる場でたくさんの会議や研修をしています。時には大変なこともありますが、そんな場で、大人たちが真剣に話し合える環境はとてもいいなと思っています。

子どもの声や騒がしさを騒音ととらえるか、愛嬌ととらえられるかは、人によって違い、その場その場での判断や対応が求められることだと思いますが、やっぱり、「赤ちゃんがいてもいい場」って、あったかい。そんな場で私は生きていきたいって、思います。

2019年、ニュージーランドの議会で赤ちゃんにミルクをあげながら議会をすすめた議長がいました。

賛否両論あると思いますが、そもそも、しーんとした会議の場は、ある枠組みの人だけで作られた世界です。まちには、様々な人がいます。そして、その中には決して少数でない子供たちや赤ちゃんたちがいます。そのそばには、その子たちをケアする親たちが必ずいるのです。

「まちづくり」は、決してカリスマのような専門家が論じるだけのものではありません。町に住んでいる人、子連れの人、高齢者、障害者、もちろん会社員や主婦、さまざまなひと一人一人が主人公になるものだと思います。

その人たちを排除せず、一緒に話し合える場、それこそが民主主義の場ではないでしょうか。

まちづくりは行政だけがするものでもありません。行政も、民間企業も、名もなきひとりひとりも、みんなが同じ目線で、顔を突き合わせて語り合い、手を取り合い、助け合っていくことが必要です。

「わたしをつくるまちづくり」

とても好きな言葉になりました。

赤ちゃんがいる場、いてもいい場、子育てママも社会の一員として、子連れのままで地域に溶け込んでいける場、そんな場をこれからもつくっていきたいです。

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【わたしをつくるまちづくり~地域をマジメに遊ぶ実践者たち~】

本は1冊税込1980円です。
ぜひ、①~⑤のお好きな方法でお買い求めください。
番号が若いほうがぬくぬくママSUN'Sとしての希望です!


①ぬくぬくママSUN’Sイベント、法人スタッフなどから直接で購入
法人スタッフ、現メンバーと直接やりとり
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その他の書店では予約注文して購入することができます。
置いてくれる書店は増えたらまたその都度SNS等でお知らせします。

④出版社コールサック社ホームページから購入
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