あなたのためにできること
こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。
また月曜日ですね。
気が付いたら42歳です。あ~ヤバイ・・・
急がないと人生がどんどん終わっていく。。。そんな焦りにかられる今日この頃です。
やりたいこと、学びたいことがありすぎて、
生きていくのがジェットコースターみたいに最近楽しいです。
今朝、いつも家事をしながら流しているTV番組「NHKのあさイチ」で、
教育のやりすぎについてしていました。
受験シーズン、
「スマホばかり見ないで勉強しなさい!
あなたのために言っているのよ!」
という、お母さんお父さんはいませんか?
というテーマでした。
私もかつて、そんなことを何度も言われて育った気がしますし、自分自身も18年してきた子育ての前半戦はほとんどそんな感じの教育ママでした。
今年度、長女、長男は、受験生。
昨日、長男の高校合格もわかり、2人とも希望の学校に進路を決めることができました。
私も少しほっとしています。
子どもたちが幼い時、私はこどもたちにピアノを習わせていました。
特に長女には一生懸命指導していました。
そのおかげで、ピアノが娘の心の支えに今も待っているのは確かではあります。
しかし、そのピアノだらけの幼き日々はしんどいものでした。
ピアノを習わせている親子の中で言うと、かなりやり方もレベルも低い方ではありますが、それでも週に2回ピアノレッスンに通い、朝昼晩と、ピアノを長女に弾かせ、年に2,3回はコンクールに出場する日々でした。
本番前になると、私のほうがイライラしてしまい、娘に対して怒ってしまうことが多くなりました。
全日は、吐き気がして、眠れず、娘がうまくできるかどうかが心配で苦しかったです。
コンクールでいい結果が出ないと私が号泣してしまう始末でした。
そのころ、そんな風にピアノをしながら、思っていました。
「私は果たして、高校受験の時、普通に呼吸して、生きていられるかどうかわからんな~。」
それほど、子どものことに熱を入れ、苦しんでいました。
しかも、第三子を出産したり、乳飲み子を抱えながらそんな日々でした。
しかし、実際長女が高校受験したころから、
私の子育てに対する考え方は変わってきました。
それは、6年生だった長男が不登校になったことをきっかけでした。
本当の子どもの幸せとは何か
を考え始めたからです。
学校へ行かなくなった長男のことが心配でした。
大人になれるのか、働けるのか、幸せになれるのか・・・
でも、追求していくと、
学校に行くことも、いい点数をとることも、受験を勝ち抜くことも、試合やコンクールでいい成績を収めることも、
ひとつの過程、経験でしかなく、
その子の幸せに直結していない、
と気づいたのです。
それに加えて、結果を求めるばかり、子どもたちを否定したり、悪いところを見つけることは、子どもたちに不幸を近づけることでしかないのでは、と気づきました。
だから、私は、長女が小学生の時のピアノのコンクールの日々のように、
身体の調子を崩すほど、子どもを心配することがなくなりました。
高松では公立高校を第一志望にする子供がまだまだ多い中、長女は第一志望を私立一本にしぼり、私の心配をよそに、自分で決めた道を貫きました。
とにかく、子どもを信頼しようと、決めたのです。
長男が不登校になって、4年余り・・・
私は、こどもたちからだいぶ距離をとって接しています。
どんな時も、肯定ファーストを大切にし、
子どもたちが
私を頼ってきた時に、そっと力になれるような母親を心がけています。
そして、どんなに他の人から非難されることがあっても、
私は子どもの1番の味方であろうと思ってます。
長女は高校三年生。
卒業を前に、自動車学校に行き始めました。その申し込みに始まり、自分で決めた大学の入学手続き、独り暮らしの家の契約の手続き。できることは、全部自分でやっています。
中3になった息子も、すっかり、不登校生といいながら、毎日自分でやることを決めて生活するようになりました。
大好きな絵も描き続け、今度は、同い年の子に誘われて、イベント開催のお手伝いをすることになっています。
年齢によって、できることできないことはありますし、
進む道も、やり方も、決め方も、
親の予想とは違うかもしれません。
でも、子どもは、世界に一つだけの花。
私とも、あなたとも違うのです。
親が植え、水や肥料をやっているその植物は、どんな花が咲くかわかりません。
ヒマワリが咲く!と思いこんでいるから、チューリップの良さがわからないのです。色も形もにおいも違うけれど、ひまわりだってチューリップだって、素敵な花です。
それが分かる親に私はなりたい。
そして、自分自身も自分の花をちゃんと咲かせて、子どもに見せられる自分でありたい。そのために努力をし続けて生きていきたい。
あなたのためにできることは、
私が経験してきたことを元にした口うるさいアドバイスではなく、
まずは、自分が自分らしく妥協しない人生を歩んだうえで、
あなた(こども)が、求めていることにできる範囲で答えることだけだと思います。
それが、私の理想とする「親」の在り方です。
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