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家賃か利便性か

はじめに

 私は勤務先から1時間と少しかかる一軒家に一人で住んでいる。親族が所有する家が空き家になっており、格安で住ませてもらっている。20代の独身サラリーマンで職場から遠いところに住むメリットはあまりない。一方でもし空き家に住むチャンスがある人には、いくつかの条件を満たすならば勧めることのできるオプションの一つだ。
 このエントリでは半年以上、利便性の悪い場所に一人暮らしすることで得ることのできたメリットをあげたい。古い家なのでそれなりのデメリットもあるので、この点にも触れる予定である。

私が享受しているメリット一覧

①家賃が浮く
 私の勤める会社は福利厚生で寮に住めるが、本当に寝るだけの部屋に住むことになる。資産形成の観点ではいいのかもしれないが、さらに安く住める場所があるのであればあえて選ぶ必要はないだろう。
 また、浮いたお金で株式投資したり、趣味や経験などにお金を使うことができる。そのうちに別エントリで書くが、投資も含み益ではあるが今のところはプラスの結果となっている。また、趣味の楽器練習のレッスン代、友人との旅行などの一生の財産となる経験にも金銭的な面が足かせにならないのはありがたい話である。

②楽器が練習できる
 これは私特有の事情だが、チェロを3年ほど習っている。楽器を演奏しても問題ない立地のため、オーケストラ所属を目指して練習に励んでいる。趣味部屋のようなもの、例えばホームジムや収集部屋のようなものを確保しやすいのもメリットの一つになる。

③家が広い
 会社から遠いこともあり、在宅勤務をすることでそのデメリットを相殺している。以前会社の寮に住んでいた際は、ON/OFFの切り替えが在宅勤務では難しかったが、勉強部屋のような部屋を用意することで、この問題を解決することができた。
 また駐車場代がかからない点も大きなメリットだ。今しか車は所有できないので、思い切ってほしかった車を購入した。車で友人・カノジョ・家族とドライブできるチャンスがあるので、楽しみである。
 庭で家庭菜園を楽しんだり、家族とBBQすることもできる。

いまいちだなと思っている点

①暑い・寒い
 古い空き家なので断熱という概念はない。夏は暑く、冬はかなり寒い。冷暖房を使用しているが、電気代もかかる。快適に生活するには幾分かの工夫が求められる。

②虫が良く出る
 家のいろいろな場所に隙間があるせいか、色々な虫が出る。茶色の嫌われる虫や大き目のクモ、バッタも家にいたことがあった。

③不便
 普段の買い物に車があった方が絶対に便利な場所である。また、友人と梅田や天王寺で遊ぶ際に帰りのバスがなくなり、かなり歩かないと帰れなかったケースもある。べろべろに酔っぱらいながら、深夜一時に30分以上歩くのはかなりつらかった。

おわりに

 最後にいくつかのアドバイスを。
 一軒家に一人暮らししても友人は遊びに来ない。
 買う家具は退去に備えて小さめのものを買った方が良い。
 在宅勤務が難しいのであれば、一軒家住はつらい日がでてくるので、まずは寮に住みながら徐々に環境を整えるのが最適解になるだろう。

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