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【詩】鉄の鎖

悪魔が囁いたのです
独りでは幸せになれない
そして浮かんだのは君の笑顔

天使も告げました
愛とは相手を想うこと
君への気持ちの名を知った瞬間

大きな 炎と波
何かが白く飛んで彼方へ散った

君を腕の中に閉じ込めてみた
  可憐であたたかい唯一の花が咲いた
君を強く揺らして繋いでみた
  まるで判決を叫ぶように鳴いた
君を小さな箱に閉じ込めてみた
  千切れそうなほど綺麗に泣いた

鎖を舐めてみた今となっては
これでもかと迫る味に
人間らしさを噛みしめるしかない

鎖を手放した今となっては
これから襲い来る冬に
箱のように纏まっているしかない
幸せと愛を手放さないために


2013/02/22
2022/10/01 ちょっと改訂


あとがき

 なんか……ちょっと忘れていたんですよね。自分が、こんなサイコパスな詩を書けるって(笑)。
 自分にダークな一面があることは、知っていました。でも、読み返すまで忘れていたのですね。なんと曖昧な記憶という名の、私だけの本棚。


 過去詩です。若い頃ですが、もう社会人でした。
 でも、会社員ではありませんでした。
 社会的には自由に、肩身は狭く、生きていて(笑)。

 昨日、つぶやきをしました、書きたい小説。

 それとイメージが似ています。設定は違うので、別にネタバレではありませんが……たぶんエモさは似ている。

 とはいえ、書く前と後で、作品の自己心象が変わってしまう私。案外、これもそうなるかも。自分の作品なのにね(笑)。でも、暫定1位の近似作品。

 しばらく、これに取り組もうと思います。

 書く不安よりも、書いてみるべきだ……みたいな執着心が強くて。でも、できなかったときの精神的リスクもあって。

 だからとりあえず、11月末を目途に、書こうと思います。公募は、憧れていますが、的確に狙えるかが不安なので、宣言しません(笑)。ただ、できることを目標にはする!

『立って歩け、前へ進め』ですね(座右の銘)。


 その……。鉄の鎖から逃げるためにもさ(ドヤ)。

トップ画像は、温水温画伯です(笑)。ペンタブ練習。
ペンタブに慣れるほどに、何かが上手くいく不思議な感覚が……。ただ、デッサン力の限界があります。もっと若い頃に頑張れば良かった……。


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