2年前から食生活を変えて今、私が伝えたいこと


元々は、単純に仕事がデスクワークで体を動かさないからカロリーもそんなに必要ないだろうという理由だけで朝食を抜き、「何か食っておけば大丈夫だろ」という理由で昼は好きなおかずが入ったコンビニのおにぎりを食べたり、シーズン毎に新発売されるカップ麺を食べていた。

自衛官の頃から肉が大好き…というか「男は筋肉」というイメージが強かったのと、自衛官の頃に鍛え上げた肉体を維持したい気持ちもあって必ず毎日肉を食べていた。

健康が大事だと思ったのは、そこから運動をしないことによる中年太りと、お通じがなかなかこない日々をへて「痔」を発症したことだ。
痔はデスクワークだと座ってる時も圧迫しないようにお尻の穴を優しくいたわらなくてはならなくなるし、ウンチを出すタイミングになると「また痛みに耐えなきゃいけないのか…」と気が滅入る。
ウンチの仕方なども必死で調べ、痔の薬を使ってもなかなか治らない自身の黄門の攻略法を考えたが外からの対処法(軟膏や座薬)では全く歯が立たなかった。

そこで役に立ったのか1日1食だった。
1日1食にしてすぐに直ったわけではなかったが、「もう俺は限界だ。休ませてくれ」と悲鳴を上げていた私の腸が1日1食にすることによって24時間毎日休憩を取ることができるようになって、4日に1回のめちゃくちゃ硬いウンチが3日1回になり、2日に1回になり、1日1食にして2年経過した今では1日必ず1度はお通じがくるようになって痔は完治した。
休みの日などはたまに昼にナッツを食べるが、そんな日は1日2度お通じがくる。半端なく身体の代謝機能が向上したと思われる。

1日1食の効果はそれだけではなく昼食を食べなくなることで食事の後、消化のための血の巡りが腸に取られることなく脳は冴えたままで仕事をこなせることだった。
それに、人間は1日の食事3食分を消化するのにフルマラソンを走るくらいのエネルギーを使っているらしい。
だから、食事を取らなければその分寝る時間も短くて済むということ。
実際私も以前は8時間や、休みの日なんかは12時間寝ないと疲れが取れなかったのが、食事内容の変更(肉を食べず野菜や穀物、グルテンフリーのもの)と食事回数を1回にすることで、休みの日も基本は6時間で起きることができるようになった。
1日3食の人が急に1食にすると倒れたりする可能性があるのでお勧めできないが、徐々に減らしていく分には問題ない。

最終的には飲み物は「水」だけにした方が良いが、急には難しい。
1日における食事の回数を減らす際も、人は現状維持バイアスのせいで昼時になると「おい!飯の時間だ!早く何かくれ!」とお腹が鳴きだす。
そんな時にお勧めなのがコーヒーだ。
日本で販売されているコーヒーは99.9%がカビ毒におかされているという情報もあるため心からお勧めはできないが、あくまで空腹を一時的に紛らわせるための飲み物としては非常に優秀だ。
ただ気をつけて欲しいのはこの時砂糖を入れないこと。
よって缶コーヒーはNG。できればブラックがよいが私は甘党で、ブラックを飲むくらいなら水を飲んだ方がましだった。
だが水だと空腹感をどうしても紛らわすことができなかったためコーヒーに蜂蜜を入れて飲んでいた。
職場の人間からは「コーヒーに蜂蜜いれるやつ初めて見たよ〜」と宇宙人でもみるような目で見られたのは言うまでもない。
他にもGI値の低い甘味料は「キャロブシロップ」というものがあるが、貧乏人には非常に効果な代物だったため「蜂蜜よりシロップの方がまだコーヒーらしさがあるよね〜」という思いで半年ほどは購入していたが、蜂蜜と比べると倍以上の値段がしたため結局は蜂蜜コーヒーに戻した。
そのまま蜂蜜コーヒーを昼に飲む生活も良かったのだが、肉を完全に断って味付けも薄いもの(基本サラダが主食)のみを食べるようになると、それまでなかなか美味しいと思っていた蜂蜜コーヒーを「不味い」と感じるようになる。
飲み物が「水だけ」になったのはそれからだった。

人類の歴史は何百万年前から始まっていて、今日における一般的な食事における最適な栄養バランスの提唱がされるようになったのはここ百年ほどの間だ。それは本当にあってるんだろうか。
私はコロナが流行る前に一度ヴィーガンフェスなる祭典に行ったことがあるがそこでは全く違う食事の栄養バランスの提唱がされていた。
一昔前「世界丸見え!」というTVで、太陽光とほんの少しの蜂蜜を摂取するだけで生きてるすごいムキムキマッチョイケメンが紹介されてたこともあった。
きちんと3食食べてるのにぶくぶく太ってしまう人。
そもそもなんで3食なんだろう。
いつから肉を食べるようになったのかな。
誰かの都合に乗せられてないか。
いろいろな本を見たり、考えた結果、私は1日1食で落ち着いている。

皆が皆1食になれば、世界の食料事情も改善される…とか言ってるYOUTUBERもいたが…世の中そんな単純なじゃない気もする。
それに3食が悪いわけじゃない。中には3食食べることで健康を保てる人もいるだろうから。
私は1食にした当初は不安でいっぱいだった。「仕事中に倒れたらどうしよう」「健康診断大丈夫かな。引っかからないかな」などという考えが頭を過ぎったが結果的に不要な心配だった。

むしろ、今まで仕事に対して「しんどい。ストレス溜まるわこの職場」と思っていたのが楽にこなせるようになり、体力にも気力も漲ってしまって毎日仕事がある日も含めてこのようにnoteを綴ったり、朝走ったり(4kmほど)、ピアノの練習をしてたりする。
習慣は板についてくると飽きが襲ってくる。だから最近休みの日なら平日よりも時間があるため、いずれかのタスクの量を増やして非日常のタスクをこなしている。
ということで本日は諸事情で朝ではなく昼頃にはなったが天気の良い中15km走ってきて最高に気持ちが良かった。
二年前、嫁と離婚したばかりで休みの日は昼頃まで寝て、ソファーの上でオンラインゲームをしながら柿ピーを食べて氷結を飲んでいた私からは考えられない自分になってしまった。

「身体は食べたものでできている」とよく言われるが、私は少し違うと思う。
正確には「身体と心は食べたものでできている」じゃないかと思う。
なぜなら食べ物の中にはそれぞれ精神をイライラさせるようなものや心を落ち着かせてくれる成分が含まれているからだ。
それに腸の環境は直接精神に直結してる。このことを理解できただけでも私は本当に救われたと思っている。

私は友達は少ないし、友達を選ぶ。
どちらかといえば一人を好む。腸を労わらないめちゃくちゃな食生活をしていたとき、そのくせ孤独に対しての耐性がめちゃくちゃ低かった私は、精神不安定なことも多かったが、今はそんなこともなくなった。
むしろ一人を楽しめるようになった。
これはメンタルが強くなったと形容できなくもないが、体調を含めたいろんなことが改善されたことで自分を肯定できるようになったことが大きいと思う。

やはりいろいろな幸せを芯から感じれるようになる為には「健康」が一番大事だと思う。
体の調子が悪かったり、精神が不安定で「死にたい」なんて思っている人はまず腸環境を改善させるために肉を断って、嘘だと思って野菜や果物をしこたま食べて日の光をできる限り浴びてみて欲しい。
そして日の光の下でできれば息を切らして走ってみる。歩くでもいい。
1日、2日程度じゃ実感は沸かないから最低1ヶ月これを試して欲しい。
取り組んでいるうちに

「あれっ?あんなに悩んでたのはどうしてだったんだろう」

っていう感覚になる。
人類の歴史を振り返ってみても、日光の当たらない暗いところ(家の中)でほぼ一日中過ごすようになったのってここ最近の話。
自殺者が増えたり頭おかしな人が増えてるのも個人的にはそのせいが大きいんじゃないかとすら思う。
「なんでこんなに辛いことばかりなんだろう」と思う人は天気の良い日に日光を浴びるだけでも良い。
顔は紫外線を受けることでたるみに繋がるからアンチエイジングのためにも日焼け止めをして、腕や足で日の光を浴びてビタミンDを生成できたらそれが自然から受けるお薬になる。
やってみたら「人間って単純な生き物なんだな〜」ってのが痛いほどわかる。

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