見出し画像

ウェルビーイングとは?

こんにちは!BeDo+からMegumiです。
BeDo+の目指すウェルビーイングについて、これまでの多くの知見を踏まえて定義したいと思います!

①ウェルビーングはいつから言われているか

ウェルビーイングは『Well=良い』、『Being=あり方』を組み合わせた言葉。ウェ ルビーイングが初めて言及されたのは 1946 年であり、世界保健機関の定義する『健康』の 中で以下のように“Well-being”が言及されている。

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”
肉体的にも、精神的にもそして社会的にも全てが満たされた状態にあること

心の状態や体の状態も含め、あらゆる状況における“いい状態”を表現し、広
い意味での“幸せ”を表している。幸せや幸福は“Happiness”“Happy”とも訳されるが、 この“Happiness”“Happy”が示すのは、気分や感情が「楽しい気分になる」というような 短いスパンでの心の状態を表しており、“well-being”はそういった楽しい気分から、豊か な時間、いい人生といった長いスパンの時間軸の状態も包括している。

②ウェルビーイングの3つの側面

医学的ウェルビーイング、快楽主 義的ウェルビーイング、持続的ウェルビーイングである。医学的ウェルビーイングでは、 心身の機能不全がないか否か、病気ではないか否かというものを問うもの。健康診断や、うつ病のスクリーニングなどのメンタルヘルスが関与している。快楽主義的ウェル ビーイングは、現在の“気分”の良し悪しや快や不快によって測るものであり、“一時的な 感情”を表すことが多い。持続的ウェルビーイングは心身の潜在能力を発揮し、意義を感 じている「いきいきした状態」をさす。

③ウェルビーイングに関する研究

ウェルビーイングに関する研究は2000年代より活発に行われている。ウェルビーイング を測定する指標として、ウェルビーイングに関する研究の第一人者であるエド・ディナー は『人生満足度』の指標を開発し、ウェルビーイングの測定についての研究の指標として 利用されている。

ポジティブ心理学の第一人者のマーティン・セリグマン氏は、ウェルビーイン グに関して5つの要素があるとし、その頭文字をとって PERMA 理論と呼ばれている。5つ の要素とは、一時的な快楽である「positive emotion=ポジティブ感情」、没頭した状態や フロー状態にある体験、「engagement=エンゲージメント」、良好な人間関係である 「relationship=関係性」、自分より大きいと信じる存在に属し仕えることである「meaning=意味・意義」、達成のための達成に捧げる人生を送る「Achievement=達成」である。

日本における幸福学第一人者の前野隆司氏は、何がウェルビーングに繋がるのか、日本人を対象にした調査で因子分析を行い4つの因子を導き出さた。
・自己実現と成長の因子
・繋がりと感謝の因子
・前向きと楽観の因子
・独立と自分らしさの因子

目標に向かって努力・勉強しているかなど、自己成長や貢献を実感すること。誰かを歓喜させ、親切にすることや、逆に愛情の享受を感じることを 通じた他者とのつながりがあること。職場では、社内外の人間関係が良好で、助け合いと感謝に充足していること。前向きさや楽観性であること。他人や自分を否定せずに受容し自己肯定感が高く困難な状況も 前向きに捉えることができること。「自分らしく過ごせているか」ということ。
こういった因子をが我々のウェルビーイングを創造すると提唱した。

④ウェルビーイグの効果

人間だれしもが本性的にウェルビーイングを追求するものであると考えられるが、ウェルビーイングとパフォーマンスに関する研究もされている。

仕事におけるパフォーマンスに関して、エド・ ディナーらが 225 件の学術研究について詳細にメタ分析を試みたところ、ウェルビーイン グな状態が高い社員の生産性は平均で31%、売り上げは37%、創造性は3倍高いという結果 になった。ウェルビーイングな状態は、仕事におけるパフォーマンスにも好影響を与える ということが学術的に証明されている。
※11 前野隆司『幸せな職場の経営学』(小学館2020年)35-36ページを参考

スクリーンショット 2021-02-17 15.36.18

⑤BeDo+の提唱する”ウェルビーイング”とは

『心身共に満たされ、人生 という長期的なスパンにおいて、生活をより豊かであると感じている状態。』

人生だから、ネガティブなこともポジティブなこともあるわけで、
そういったことが全部調和されている状態と考えています。

感情って天気のようなものだと思うのです。あらゆる雨や風、そして太陽の光があって大地が育つ!あらゆる体験や感情が、私たちを成長させ、ココロ豊かにさせる!そう考えております。

スクリーンショット 2021-02-17 15.45.37


今日はウェルビーイングについての知見をまとめて、BeDo+が捉える”ウェルビーイング”とは、というものをお伝えさせていただきました!!

ウェルビーイング脳を育てるコミュニケーションサービスを開発中です☻
ただいまテストユーザー募集中です!!ぜひこちらも合わせて読んでいただけたらうれしいです☻

文:Megumi
プロフィール
・BeDo+ Chief Strategy Officer(価値創造と戦略責任者)
・サービスバリューをプロデュース
・普段は救急医・総合診療医として、医療現場の最前線にたち、救急の入り口から、元気に退院するまでをサポートする寄り添い系医師として従事。
・”ウェルビーイング”をあなたに。を信念に、出会った人に幸せを届けることを決意し、仲間と2020年に起業。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?