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技育CAMP Vol.6で最優秀賞をもらった話

株式会社サポーターズ主催のハッカソン「技育CAMP Vol.6」に参加し、最優秀賞を頂きました!

本記事では、作品紹介と参加しての感想をまとめます。

作ったもの

「pump(ポンプ)」というWebサービスを作りました。
複数テーマで議論を重ねる際の

  • いつのまにか議論が以前に決めたこととズレている

  • 別の人が喋っていてアイディアを言い逃す

  • 言い逃した良いアイディアを忘れる

  • 他の人が賛同しているか不安になる

こんな課題を解決するサービスです。

pumpの機能について、発表スライドより

実際に作ったものは、↑こんな感じです。
機能やデモについては、ハッカソンの発表スライドを参照してください。
ハッカソン発表スライド

資料だけではわかりづらい(発表当日は口頭で話した)③の感情表現ボタンだけ解説すると、
参加メンバー全員がどちらのボタンを何回押したかを集計して、それに応じて背景色を変更し、メンバー全体のワークに対する心境を表現するというものです。

「他のメンバーが賛同しているか不安になる」といった課題解決の方法として設置しました。

pumpを作った背景

ハッカソンの時期がちょうど大学の期末テスト/レポートの時期だったので、作るものを決めたのはハッカソン直前の木曜でした。(ハッカソン自体は土日の2日間で、1週間前にキックオフ会がありそこからは事前開発OKというルールでした。ちなみにキックオフの日は21歳の誕生日でした!)

先ほど紹介したpumpで解決したかった課題は、今年の6月に経験したデザインスプリントで感じたものです。デザインスプリントとは5日間でアイディア出しからプロトタイプ作成、マネタイズ検討などまでを行うサービス開発のフレームワークです。

他の作品アイディアとしては

  • Geospatial apiを使ってみる

  • Babylon.jsでカメラ初心者のための…(伏)

といったものがありました。

これらのアイディアの方が技術者うけは良さそうなうえ、pumpのアイディアの方は発表当日まで(使えるのは2晩と土日)に実装できる気がしませんでしたが
一番課題感がはっきりしていて一番作りたい!サービスっぽいもの作りたい!大変そうだからこそチャレンジしたい!(サーバーサイドで24卒就活してるからサーバーサイド必要なアイディアが良い)
などといった思いから、このpumpのアイディアを採用しました。

イメージを固めておくのって大事ですねという話

今までの個人開発では、画面イメージもテーブル構造も作りながら考えるいきあたりばったりの開発でした。画面も実装方法も最終的には最初のイメージよりも作りやすい方へとどうしても寄ってしまいがちです。

今回の開発は予め画面のイメージとテーブル構造を考えた上で行いました。
下の写真は画面のイメージとテーブル定義を考えたメモです。
発表に間に合わせるために一部変更しましたが、おおよそこの通りの実装になりました。

画面イメージとテーブル構造(雑なメモで恥ずかしいですが見せちゃいます)

今回の作業はこのメモをテーブルのわきに立て、ひたすらこのイメージに向かって実装を進めていました。完成イメージがブレないことで、方向性に迷いがないスピード感のある開発を行えました。最終的に完成したものも、「作れるもの」ではなく「作りたいもの」になったと思います。

特に不慣れであるフロントの開発については、今回のように作りたいイメージがそのまま形になったのは初めてでした。
※普段はサーバーサイドメインで開発/就活してます。アルバイトはモバイル(androidとios)です。

イメージを固めておくのって大事ですね

感想:やっぱり技術よりサービス作りだな

期間に合わない実装量やフロントをゴリゴリ書かなきゃなど、今回の開発は個人的にはかなりチャレンジングでしたが、面白い技術や高度な技術を使っていたわけではないので、努力賞をもらえたらいいなくらいの感覚で取り組んでいました。(賞には努力賞、優秀賞、最優秀賞がありました)

そのため、最優秀賞に呼ばれたときにはうれしさと驚きが3対7くらいだった気がします。

賞をもらった後の講評で、「派手な技術とかは使ってないけど、細かいところまで作られている」「解決したい課題から今後の発展まで考えている」(言い方は違ったと思いますが)などといった評価をいただきました。

サービスをつくりたい!という姿勢や、細かい機能を一つひとつ実装した努力に対して評価を頂けていたことが、本当にうれしかったです。

24卒として就職活動を始めた中で、自分が技術そのものよりサービス作りに興味があるという認識を持っていました。その反面、高度な技術や最新技術を扱う人からエンジニアっぽさを感じるたびに、自分もそうならなければと焦るような気持ちも感じていました。

今回のハッカソンでサービスを作ることに挑戦しそこに対して評価をいただけたことで、改めて自分のエンジニアとしての方向性を定ったと共に、それでいいんだと思えるとてもよい機会となりました。

まとめ

21歳はとてもハードで濃いスタートをきれました。

去年の春頃は「バックエンドって何するの?フロントとってどうやって通信するの?GET?PUT?それは何を送るの?」という状態だったので、1年ちょっとでだいぶ成長したな~とハッカソンを振り返りながら感じています。

現状の自分の課題として、セキュリティやパフォーマンスへの理解が浅いことが挙げられると考えています。

pumpは今後も開発を進め、その辺の理解を深めていければと考えています。

22歳になる頃はどう成長しているでしょうか。

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