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HOW TO STAY YOUNG

糸井重里さんが、最近のほぼ日刊イトイ新聞のエッセイ中で「たましい年齢」という言葉を使われていた。

実年齢と「たましい年齢」は違っていて、糸井さんの「たましい年齢」は実年齢よりずっと若いらしい。
実際、糸井さんはその発想を含めて若々しく、僕たちが70代の方にイメージする人とは全く違う地点にいる。

有名なサミュエル・ウルマンの「青春の詩」
青春とは、人生のある期間のことを言うのではなく心の持ち方のことだという。
要は心の持ち方一つで、人はいつまでもみずみずしい感性の中で生きられるということだろう。

最近ひょんなきっかけで、自分よりも25歳年上だけど、若々しくアクティブに行動されている70代の友人ができた。

誕生日を迎えて50代の自分がすぐそこに見えてきたこともあって、歳を重ねても若々しくあるそれらの方々が他の方と違うことは何だろうと考えてみた。

人生とは、生まれた時から「動く歩道」に後ろ向きに乗っているようなもの

生まれた時に乗る「動く歩道」のスタート地点が時が生まれる「現在」だ。
生まれてから自動的に時は進み出し、そこに止まっていると時が生まれる「現在」からどんどん遠くに行ってしまう。
自分の後から生まれた者たちも後ろ向きに「動く歩道」に乗っているので、生まれる前の時代のことを彼らは見ることができない。

先に生まれた者の利点は、後から生まれた者より多くの時を見ることができることだ。

しかし、多くの者は生まれた時点からしばらく時が経つと、一定の場所に止まってしまうようになり、いつの間にか「現在」が見えなくなってしまう
時代によって「動く歩道」のスピードは変わる。現代はかつてないスピードで動いているような気もする。

どんなに年齢を重ねても「現在」まで軽い足取りで戻ってくることができるのが、いつまでも若々しい人たち

さながらタイムマシンに乗って、自分の生きてきた時代を行ったり来たりできるような感じだ。そのような人たちの語る言葉には素直に共感できる。

僕も、いつまでも若々しく歳を重ねていく方たちのように、動く歩道を「現在」まで軽やかに行き来できる人になりたいと思っている。

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