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「没個性」の修行の中に「個性」が磨かれる

日々生活している中で、「個性」について考えることはありませんか。

noteでも「個性」というハッシュタグがつけたれた記事を調べてみると、6316件もありました。

それだけ多くの人にとって関心のあるものですが、今回は僕の記憶に鮮明に残っている「個性」の捉え方について書いてみます。

「没個性」の修行の中に「個性」が磨かれる

この記事のタイトルの言葉は、かつて「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(日本テレビ系)という番組で書道家・柿沼康二さんが個性とは何かを語っていたものです。

番組自体は10年以上も前ですが、この番組を見ながら柿沼さんの言葉を聞いてとても衝撃を受け、思わずメモに取っていました。

柿沼さんは、番組出演されていたときには確か金髪で、一見書道家とは思えない容姿でしたが、「アキレスと亀」や大河ドラマ「風林火山」の題字を書いたりされていて、数々の書道の賞をたくさん受賞されている方です。

そんな数々の受賞歴のある方ですが、毎日欠かさずにされていることがあるそうです。

それは臨書(お手本を見ながら書くこと)です。


毎日何時間もかけて空海の書をとにかく模倣する。

ただひたすらに模倣する。

自分の個性は一切排除し、どんどん個性をなくしていく。

ただ、模倣しようとしてもどうしても自分のクセが出てしまう。

その自分のクセこそが個性である。

最初から個性、個性と意識するより
模倣を繰り返す中で見えてくるのが本当の個性

これが当時メモした言葉で、このメモは今でも手帳に入っています。

日本の伝統文化でよくいわれている「守破離」に近い考え方かもしれませんが、「個性」という文字をみるといつもこの柿沼さんの言葉が思い浮かびます。

「個性」とは何かを考えることはもちろん大切ですが、自分が尊敬していたりする人の思考や行動を真似をしながら、その人がなぜそのような思考や行動をするのかを考えることで自分の思考や行動のクセが見つけやすくなるのではないでしょうか。

まだまだnoteの記事を書き始めたばかりですが、日々たくさんの記事を読み、自分なりに改善を繰り返しながら発信を続けていきたいと思います。

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