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自然体って?

今回は、私が東洋医学を学ぶ中で一番印象に残ってる自然体の話から。

ある日先輩に出された質問
「自然体」ってどういうことだと思う?

ありのまま、リラックスした、力が入っていない、気持ちに素直、、、、
先輩からは、半分正解、半分不正解と。

その前に、東洋医学の大切な大前提を二つ。
一つ目は「天人合一」
人は自然界の一部であるということ。
人が自然(山や海など身近な自然だけでなく、太陽、月、地球、宇宙など人間の力が及ばないとにかくでっかい存在)の影響を受けるのは当然で、むしろ調和して生きることで健康でいられるんだよ~というのが、まず基本的な考え方。そして大事なのが、自然は一時も留まることなく常に変化しながら前に進んでいるということ。
二つ目の大前提は「心身一如」
ココロとカラダは二つで一つということ。
これは〝病は気から”〝心身相関病”という言葉があるように、ココロとカラダは常に影響しあっているという考え方。

これらを踏まえて
「自然体」とは?の答えは、
「ココロとカラダが常に変化でき前に進める状態」

だから同じところで悶々と停滞していたり、後ろ向きな状態が続くと自然体ではない(自然の摂理に逆らってる)ので、ココロやカラダが病み、やがて自然淘汰されるのだと。

私の初っ端の感想は、自然淘汰ヤバい、自然怖っでしたが、皆さんの感想はいかがでしょうか?

ちなみに、この怖いは単純に怖いだけじゃなく、人間が太刀打ちできない自然への畏怖でもあって、やっぱり敵わんな~という感じ。

そして自然体の認識が、単に「力を抜いてリラックスした状態」から、「力を抜いて変化に対応しながら、自然の摂理に従って前に進んでる状態」へと変わったことで、健康を考える時にココロとカラダがちゃんと前を向いているか?進んでいるか?を見るようになりました。

ちなみに人間の最も自然な姿勢(体に一番負担のない姿勢)は、寝るでも、座るでもなく、立ってる姿勢だと言われています。まっすぐ立つと、体も顔も自然と前を向く。この状態がカラダの自然な状態。
ではココロの自然な状態って?
心を前向きにって言うのは簡単だけど、実際難しいのが現実。
そんな時ほど心身一如で、まずは自然の姿勢を思い出す。
下を向きたくなる時こそ、頭を上げて背筋を伸ばし前を向く。
そうすると、自然と深い呼吸ができ、自律神経が整い、少し心の靄が取れます。

そういえば、この前関東出身の友達が、都会では下を向いてる人が多いと言っていたのを思い出しました。
スマホの影響が大きいのだろうけど、都会は人が多いから余計そう感じるんかな?
下を向きながら歩く姿勢は不自然。
頭を上げて前を向くってシンプルだけど、現代人にはけっこう大事なんじゃないかなと思います。

ところで、「自然体」を検索してて出てきたのが、こちら。
人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる。#ヒポクラテス  
私たち人間のデフォルトの寿命は120歳なのかもしれません。



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