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ホテルの裏方仕事人。51歳。 仕事も家庭もまだまだ修行中。 台所仕事と文字を書くことが…

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ホテルの裏方仕事人。51歳。 仕事も家庭もまだまだ修行中。 台所仕事と文字を書くことが好き。思ったこと、感じたことを書いていきます。

最近の記事

お客様が少ない2月にホテルで行うとても大切なこと

どのホテルもそうなのかはわからないけれど、ホテルの稼働が低い2月に行う大切なことは、消防訓練だ。ホテルは24時間365日営業なので、定休日や夜間に避難訓練を実施するという選択肢が無い。 お客様に告知して、客室にノーティスを入れて、日中に行う。 訓練をおこなうフロアー(階)を、占有するので、ご宿泊のお客様を他のフロアーで調整できる稼働の低い2月がベストだ。 ホテルやデパート、地下街などは、不特定多数の人が出入りし、火災発生の際、大きな被害が発生する危険性が高い「特定防火対象

    • 困ったときも落ち込んだときも読書

      本ばかり読んでいる子供だった。 新学期に新しい国語の教科書をもらったら、早く読みたくて、家に帰りたくて仕方なかった。もしわかる人がいたらちょっとうれしい。 宿題でもないのに、読んだ本の感想文を書いて、担任の先生に提出し続ける とてつもなく変わった子供だった。 本の世界で感じたあらゆる感情を自分の言葉にしたかった。 感情を文字にすると、やっと言いたいことが言えるような気がした。 物語の世界は、妄想も感情移入も無限で、いつも頭の中に壮大な3次元世界を作り上げていた。外で遊ぶよ

      • 英語力を活かしたくてホテルで働くということ

        どうせなら英語力を活かしたい。 そう思ってホテルに就職したいと考える人は結構いるかもしれない。 私が初めて配属された事務所の隣は「海外セールス課」だった。 ホテルマンのお手本みたいにシュッとしたセールスマンは、コーヒー片手に英字新聞を読みながら、同僚と英語で話していて、なんだこれ、映画か?と思った。 控えめに言って、うっとりした。 実際こんな人たちもいるけれど、全く英語を必要としない部署も当然ある。 本当に英語力を活かしたいなら、外資系企業や海外支社のある総合商社の方が

        • 痛みの正体

          3か月くらい前から右の肩と腕が、角度によって痛みがあって、腕から肘にかけては疼痛もあった。どう考えても痛すぎる。 あー嫌な予感。あいつまた来たのか。 5年前に、強い薬もブロック注射も効かなくて、左腕と肩にずーっと五寸釘でも刺されているかのような壮絶な痛みが続いたあの「頸椎ヘルニア」。 明日になったら治ってないかなと毎日現実逃避。 結局、朝痛くて目が覚めて、良くはなってなくて、そのうちまたあの拷問のような激烈な痛みに襲われるのかとびびっていた。 12月の末に痛みが強くなっ

        お客様が少ない2月にホテルで行うとても大切なこと

          ホテル裏方仕事人の些末なこだわり

          裏方仕事人の些末なこだわりは「文字を丁寧に書くこと」だ。 そこに温度を込めて、相手に贈り物を送るような気持ちで文字を書きたい。 すぐに捨てられる電話メモだとしても、誰かに温度が伝わればいいなと思う 新卒で憧れのホテルに入社した。 仕事をするなら、絶対接客業だと心に決めていた。 威容を放つそのホテルの佇まいを見たとき、使命感にしびれた。 あの景色は今も頭の中で、鮮やかなフルカラーで再現できる。 こんなところで働けるなんて。 あー人生思い通り過ぎる。 22歳の小娘は本気でそう

          ホテル裏方仕事人の些末なこだわり

          今日から始めるnote

          去年noteをはじめようと思って何もせずに一年。 今年は、ビジネス書も自己啓発本も読むだけでわかったつもりの私とはお別れしたい。 行動する一年にしたいと思う。 写真は今晩の親子丼。 大晦日に伊勢丹で購入したいくらとサーモンは、目玉が飛び出るほど良いお値段だったけど、お正月というキーワードは私の脳内で「高いけど買ってもいいよね」に変換されるから不思議。 明日から今年の仕事がスタート。 ホテルの裏方は守備範囲がとても広い。 地味で目立たないけれど、明日も誰かの役に立てますよう

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