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困ったときも落ち込んだときも読書

本ばかり読んでいる子供だった。
新学期に新しい国語の教科書をもらったら、早く読みたくて、家に帰りたくて仕方なかった。もしわかる人がいたらちょっとうれしい。

宿題でもないのに、読んだ本の感想文を書いて、担任の先生に提出し続ける
とてつもなく変わった子供だった。
本の世界で感じたあらゆる感情を自分の言葉にしたかった。
感情を文字にすると、やっと言いたいことが言えるような気がした。

物語の世界は、妄想も感情移入も無限で、いつも頭の中に壮大な3次元世界を作り上げていた。外で遊ぶより面白かった。
(外で遊ぶときは、男子と野山を駆けずり回るのが定番)

何かに行き詰まったり、落ち込んだり、悩んだとき、人にはいろんな解決方法があると思うけど、私の場合はやっぱり読書だ。
「じーん」としたり、「すとーん」と腹落ちしたり、「ぐさっ」と心に刺さったり、後で「じわじわ」効いてきたり。

人が一生のうち、自分で経験できることは限られていて、本を読むことで誰かの人生経験や知見を少しわけてもらえる。発見だったり刺激だったり反省だったり、私を癒して、勇気づけて、心を整えてくれる。

心の拠り所であることに加えて、「読書」が私にもたらした副次的効果が二つある。

その①:いたずらに想像力(余計な妄想力含む)が発達
登場人物の心情を想像する。
異なる展開を思い描く。
余計なお世話でしかないけれど、とにかく自分なりの解釈が無限に広がる。これが意外と仕事で役に立つ。

裏方部門だけじゃないかもしれないけど
仕事において「想定力」は欠かせない。

その②︰子供も読書人間になってた

私と子供の本を分類せずにリビングに置いていた。
その訳は、私が子供の本も読みたかったからだったけど、子供も私の本を読むようになり、二人とも(男子)読書人間になった。

親の言うことなんて聞かないけど、会話しなくても、読んでほしいと思う本を置いておくと、黙って読んでくれていた。
「嫌われる勇気」あなたにはどのように響いたかな。

外で強がって、私は落ち込んだりしない風を装えるのは読書のおかげ。
心を整えて、明日も誰かの役に立てますよう。


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