14歳の未来職学校
こんにちは!日テレR&Dラボです!
今回は、私たちR&Dラボと電通グループの横断組織・未来事業総研とのコラボレーションで実施をした「14歳の未来職学校」をご紹介します!
「あれ?R&Dラボさん、なんでいきなり学校に!?」と思われた人も多いかと思いますが、あるきっかけから、大人たちがいろいろと考えているうちにこの授業に行き着きました(笑)
今回はICTやSDGsで先進的な教育を行う、つくば市みどりの学園義務教育学校にご協力を頂き実施しました!
この「14歳の未来職学校」の取り組みは、6/19放送の日テレアップDate!でも紹介されました。
「なりたい職業」は「時代」で変わる
突然ですが皆さん「なりたい職業ランキング」はご存じでしょうか?
小学生・中学生・高校生などの年代別に、いろいろな調査会社からリリースされていますが、最近のランキングでは「YouTuber」や「esports選手」、「ゲーム実況者」なども上位に来ています。
こういった職業は10年前、20年前には存在しなかった職業なのですが、これはテクノロジーやメディア環境の進化、そして多様な職業を認める社会の変化から生まれてきたものです。
でもこれは、子供たちがあこがれる「今ある職業」。
今から10年先、20年先には、今では思い浮かばなかい色んな職業が生まれてくるはずです。
そんな「未来の職業」を考えるきっかけを作りたい!
そして未来の職業は、頭の固い大人たちではなく、未来を担う子供たちに考えてもらおう!ということで日テレR&Dラボ×電通グループ未来事業総研のメンバーで授業開発がスタートしました。
なりたい「未来の職業」を自分たちで創ろう!
今回考えたのは、子供たち一人一人の職業アイデアに対して、大人たちがメンターとして加わることで発想を促す、ワークショップ形式の授業です。
「14歳の」というタイトルにもあるように、今回は自由な発想を持ちつつ、知識が備わっている中学2年生(小中一貫校の「みどりの学園」では8年生)にフォーカスしました。
ワークショップは、
DAY1 オリエンテーション
DAY2 ワークセッション
DAY3 発表会
の3段階で構成されており、各授業の間にも生徒とメンター(大人たち)がオンラインでつながりながら質問に答えることで、短期間でアイデアを形にしていきました。
このワークショップ、オンラインメンタリングで私たちがこだわったことは、「絶対に否定しない!」「まず褒める!」そして「持論は語らない!!」こと。
とにかく「大人の堅~い正解」に導くことなく、生徒たちの「自由な発想」と、「世の中の何かの課題を解決したい!」「誰かを幸せにしたい!」という想いを、自信をもって伝えられるようにするサポートに徹しました。
最後の発表会では、特にユニークな20のアイデアを、それぞれを考えた生徒がプレゼンテーション。
大人では思いつかない未来の職業のアイデアと、その職業に込めた想いを堂々と発表できました!
今回の取り組みを動画にまとめていますので、是非こちらもご覧ください!
▶14歳の未来職学校(ショートバージョン)
▶14歳の未来職学校(ロングバージョン)
また、未来事業総研さんによる紹介記事が「電通報」にも掲載されています。こちらも是非ご覧ください!
生徒にも、大人たちにも新たな「喜び」と「発見」が
最後に、「14歳の未来職学校」を終えた直後に頂いた、みどりの学園の教員さんの感想を引用させていただきます。
この「褒めて伸ばす」という体験は、実は私たち大人にとって、仕事にも活かすことができる貴重な体験です。
初めて会う生徒たちを「先ずは褒める!」という機会こそ、メンターになった日テレと電通グループの社員に「新しい発見」をもたらしていたと思います。
そして何より、生徒たちの自由な発想は、大人たちのカチカチの頭を完全に超えていました(笑)。
この柔軟な発想を大人たちがどう広げ、未来に繋げていけるかについても考えさせられる取り組みでした。
「14歳の未来職学校」は、今回の取り組みで得られた知見をもとに、さらに磨きをかけて次のステップに繋げていきたいと思います。