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デジタル香りテクノロジー×ドラマ「恋です!」

こんにちは!日テレR&Dラボです。

視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚・・・・いわゆる「五感」。
このうち、テレビをはじめとした多くのコンテンツは、視覚・聴覚の2つを使ったものです。

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しかしながら、画面の中の俳優さんと手をつないでみたい、番組で出てきたおいしそうな料理を食べてみたい・・・といったことは誰もが妄想(想像)したことがあるのではないでしょうか。

今回は、そんな五感を使った未来の体験型コンテンツのプロトタイプとして、日テレ系ドラマ「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール」とのコラボで「匂いが出るテレビ」をつくってみました!!

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ドラマの中の香りが関係するシーンを見ながら、その香りを実際に感じられるというもの。

香りテクノロジー企業のアロマジョインさんとのコラボにより実現しました!

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テクノロジーのポイントは、出す匂いを瞬時に変えられること。これまでも匂いを出す技術は多々あったのですが、匂いが長時間滞留してしまったり、切り替えるのに時間がかかったりしていました。

この特長によって、シーンチェンジの多いコンテンツとの連動もしやすくなったのです。

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出演者や、視覚障害のある〝白杖ガール″たちにも体験していただき、
「その空間にいるような気持ちになる!」
「よりドラマの世界観にはいれる」

といったポジティブな感想をいただきました。臨場感が上がるということで、盛り上がりつつあるメタバース関連との相性も非常に良さそうですね!

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↑アロマシューターの中
香りのカートリッジが入っていて、ここから制御された匂いが出てきます

嗅覚は、五感の中で唯一、感情や記憶を司る大脳辺縁系と直結しているのです。ということは、うまく活用すれば、より記憶に残る、あるいは感情と結びついた、印象深いコンテンツにつながる可能性があります。

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「懐かしい匂い」や「実家の匂い」あるいは「好きなあの人の匂い」・・なんてものをふとしたときに感じますよね。こういった、匂いからその時の記憶や感情が蘇る現象は「プルースト効果」と呼ばれ、様々な研究がされています

香りの効果を利用したマーケティングへの活用や、記憶力のアップ・リラックス効果につながる研究開発の例もあったりします。

R&Dラボでは、引き続き匂いテクノロジーとコンテンツを掛け合わせて、記憶や感情に呼びかける新しい体験を作っていきたいと考えています!

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