アーティストとしての自分を解き放つクリエーションスペース「NCT LAB」②
バラエティ豊かなメンバーと楽曲で人々を魅了する、NCTによるプロジェクト「NCT LAB」。NCT 127、NCT DREAM、威神V(Way V)などのグループの垣根を超えて作り上げられる楽曲は、普段の活動では見れない彼らの顔を見ることができるのも魅力です。今回はプロジェクト第2弾となった、「coNEXTion (Age of Light)」について紹介します。
時空を超えて果てしなく続く
「coNEXTion (Age of Light)」が伝えるNCTの世界観
普段のグループ活動での姿とは一変して、センチメンタルなサウンドで人々を魅了したマークによる「CHILD」に続き発表された「coNEXTion (Age of Light)」。メインボーカルとして活躍するドヨン、へチャンと秀でたラップスキルを備えるマークが奏でる音楽に、その絶対的なダンスの実力で、デビュー当時ファンをざわつかせたショウタロウのダンスが融合したパフォーマンスビデオは圧巻の一言です。そして、今回も制作にはマークが参加しているらしく、彼の作り手側としての才能をまたもや発揮してくれています。
タイトルの「coNEXTion(Age of Light)」の「coNextion」は、〝一緒に進む″という意味の「co-NEXT」と〝すべての時間が繋がっている″という意味の「connect」を組み合わせたものとのこと。そしてこの曲、文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院が光化門一帯を大規模な体感コンテンツ体験空間として披露するプロジェクト「光化時代, Age of Light」のテーマ曲として使用されたらしく、それを知ってこの曲の壮大さになんだか納得した自分がいました。でも、その割には、パフォーマンスビデオを公開しただけで、外で披露する機会が全くなかったのが何だか残念な気もします。なぜなら、実力者揃いのNCT内でも群を抜いたメンバーによる作品でしたから、これをどこかでお披露目したら話題性抜群だったと思ったからです。
先ほどこの曲は「光化時代, Age of Light」プロジェクトのテーマ曲になったと言いましたが、歌詞に注目するとNCTそのものを表現しているようにも思えます。(インターネットでヒットした何人かのファンの方の和訳を基に解釈しましたが、ここでは韓国語歌詞のみ記載します)
ここの歌詞では、遠くにいる者同士の動き(=鼓動?)がひとつに重なり始めることを言っていて、まだNCTになる前のメンバーが韓国だけでなく、異なる国にいながらも、どこか心のなかでNCTになるべく繋がっていたことを描いているようです。NCTが前々から掲げている〝empathy(共感)”だったり、〝resonance(共鳴)”に通ずるものを感じました。
そしてここの部分では、光の波が1か所に集まり、それが大きくなっていくことを通して、個々の魅力を持ったメンバーが世界中から集結し、それは、NCTになる運命だったと歌っているようです。
クライマックスにかけるブリッジ部分では、〝過去と未来の中間地点”や〝君という時間の軸が加わった”など、〝開放”と〝拡張”をコンセプトとし、デビュー当時から今までメンバーや派生グループが増え続けるNCTの世界観を語るにはぴったりな言葉です。
そして、この曲を語る上で外すことができない、ショウタロウのダンスパフォーマンスについて。これはもう、パフォーマンスビデオを観てもらうしかないのですが…。ショウタロウの並外れたダンススキルが存分に発揮されています。1人のアイドル対大勢のプロダンサーという比率でも成り立たせられるのは、やはり彼だからこそです。〝繋がり”を想わせる振り付けも散りばめられていて、踊り手のみで歌い手がまったく出てこなくても、十分に楽しめるパフォーマンスビデオとなっています。
一発撮りであったり、定点カメラで真正面から見れるなど、パフォーマンスビデオとはまた違った楽しみ方ができるダンスプラクティスビデオもおすすめです。
この記事の主なソースはこちら↓
NCT U、プロジェクト「NCT LAB」第2弾…新曲「coNEXTion(Age of Light)」のMVを公開 - Kstyle
※記事内に現在と異なる情報の記載がありますが、この記事はこの曲がリリースされた2022年3月20日の情報を基に作成しました。
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