「ありがとう」に素直な気持ちをひとこと添えて
すごくあったまる言葉をいただいたんです。
今日は幼稚園で音楽発表会の撮影でした。
ホールの後方から演目を撮るんですが、目の前に座っていたお母さまとちょっとしたきっかけで話すことになって。
そのお母さま、ひとりでせっせとビデオとカメラを準備していました。
ですが、三脚をセットする手つきがおぼつかない。
高さが変えられず苦労しているご様子。
「こうすると(脚を)伸ばせますよ~」
見かねてつい、声をかけてしまいました。
すると「旦那が急きょ来れなくなって……カメラは兄に今朝借りてきたんですけど、全然ピントも合わないし(泣)」とのこと。
あちゃー。
借りたカメラも一眼レフですよ。
普段撮ってない人にはハードル高すぎ。
カメラを見せてもらうと、レンズについているスイッチがマニュアルになっていたので、オートフォーカスに直してあげました。
「これで半押しすればピント合いますから」
ついでに「Pモードで撮れば全部自動だから大丈夫」と言われていたようですが「この設定じゃ暗くてブレブレだろうな……」と思ったので、カメラの設定も少しいじらせてもらいました。
とても感動されていて「ありがとうございます!!」と何度もお礼をいっていただきました。
さらに「カメラマンさんにいいことがたくさん起こりますように」と手を合わせて念じてくださってました。
こういうことをスッと言えるお母さま、素敵だなーって。
ありがとうございます、だけでも十分うれしいですし、気持ちは伝わりますが、そこにプラスされた粋な言葉に私も気合が入りました。
「でも自分で撮るのは不安しかないし、写真絶対買います!というか、いつもたくさん買ってます!!」ともおっしゃっていただいて。
「いつも子供たちの親になった気持ちで撮ってますから、お任せください!」と伝えると「すごくありがたいし、うれしいです」と、またまた手を合わせて私にいいことが起こるよう念じてくださってました。
明るくて楽しいお母さまでした。
どの園児がそのお母さまのお子さんなのかはわかりませんでしたが、絶対によく撮れているはずです。
私も「ありがとう」にプラスする言葉、見つけていきたいです。
というか、素直に感じたままを言葉にすればいいんですよね、きっと。
~ここからは余談~
別のお母さまから「受講料高いよ~」なんて冗談も言われていましたが、目の前で困っているのにスルーできないですよね。
だって、お母さまたちには安心して我が子の活躍を見てほしいから。
ビデオやカメラが気になって、100%楽しめないなんてかわいそうですもの。
私は『親が撮る子どもの写真にかなうものはない』と思っていますが、やはり撮るシチュエーションによっては、我々の技術や経験が活きることが多々あります。
たとえば。
ホールは暗く、でも子どもたちは踊りなど動き回る
↓
ストロボをしっかり炊く
動き回る撮影になれている
それに見合う機材の使用
あとは子どもたちの懸命な姿を「かわいいなー、頑張ってるなー」と楽しみながらシャッターを切ること。
そうすれば、親のようにはいかなくても、親御さんが喜ぶ1枚を残してあげることはできるんじゃないか、って思ってます。
今月は発表会が多い月です。
ぜひ我が子を観に行く際は、三脚マストで拍手をできる準備、してください!
子どもたちは親御さんが笑顔で拍手してくれる姿を見たがっています。
ビデオやカメラで手がふさがっていて「お母さん拍手してくれなかった」って泣いたお子さんのエピソードを聞いたことがあるからです。
そして、カメラ越しにではなく肉眼で見てください。
感動が絶対に違います。
それではまた( ˘ω˘ )💕
Naoko.Tはこんなことやってます、まとめ👇
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