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会計士受験生が簿財に合格する方法


前置き


申し訳ありませんが成績が優秀な方、高得点を取りたい方を対象としている訳ではなく、最低限の時間と費用で効率よくボーダーを超える手段としています。これから勉強していく上で気になってくることも書いてますので、時間短縮にも貢献できるかと思います。

自己採点結果
簿記論54点(ボーダー49点合格確実55点)
財務諸表論78点(ボーダー62点合格確実68点)

教材費用は12,000円程度、勉強期間としは1週間程度です(僕は1週間しかなかったので的を絞ってやりましたが、1ヶ月程度あれば僕の考えた対策を3周以上はこなせると思いますのでボーダーに対しても余裕がでてくると思います)。さらにこの方法では12月短答と両立できる程度の時間設定にしてますので会計士受験を諦めることなく、尚且つ財務会計論の得点UPにも貢献できるかと思います。具体的には対策を考えるのに1日、実行したのがそれぞれ3日ずつ程度です。簿記論は問題が非常に難しくだいぶ傾斜配点がありましたので、結果的に両科目とも余裕をもって合格できたと思っております。

僕の立ち位置
試験を受けた時は、会計士の勉強を始めて1年半程度経っております。答練や模試での財務の成績はボーダー前後をうろうろしている感じです。決して簿記が得意な訳でもなく勉強が得意な訳でもないですが、試行錯誤して合格することができましたので、その手段をお伝えできたらと思います。受けた理由としては、会計士試験に受からなかった時の保険です。

会計士受験生が簿財のボーダーを超えていく上で足りないもの
(優先順位順に書いていきます)
簿記論
①総合問題
②個別論点の仕訳
③会計士試験ではおそらく切ってる頻出論点

財務諸表論
①総合問題
②記述
(記述に関しては僕が選んだ教材から殆ど全ての記述が出ましたので、前日と当日確認しただけでしたが大問1と2両方ともアドバンテージが取れました)

後述しますが①の総合問題が特に大事です、これがそのまま合否に影響するかと思います。なので対策も詳しく書きます(記事の1番下に下書きの作り方、注意点をまとめました。効率的に作ってますのでご参考下さい)。
両科目とも①の総合問題を高い精度でカバーできれば概ねボーダーは超えてくると思いますが、本試験で必ず取れるとは限りませんし(僕自身、財表は1つの転記ミスで7点失ってます。。)、今回の簿記論のように総合問題の難易度が非常に高い場合もありますので、ある程度確実に対策した方がいいと思います。

追記すると、簿記論と財務諸表論は必ず同時に受験した方が良いです。理由は2つあるのですが、1つ目は合格率や問題の難易度にかなりばらつきがある為です。会計士受験生に有利な論点(構造論点など)が出た場合、又は合格率が高い場合は対策が間に合わなくても合格できる可能性があること。2つ目は会計士受験生からすると両科目に大きな差は感じないことです、財務計算で簿記論と財表の計算部分、財務理論で財表の記述、記号問題の最低限の知識がある為です。

ここから具体的に対策を書いていきますが、必要な教材(不要だった教材)、総合問題の下書きの作り方、解く順番、捨てるべき勘定科目、一部読むだけで取れる可能性のある科目、本試験の時間配分、プラスで対策が必要な論点、自分で作った勘定科目のまとめ表(過去問の表記、順序をベースに網羅的に作りました)などを詳細に書きましたので気になる方はご検討ください。

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