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NS
2021年2月10日 22:31
今は10代の娘が幼かった頃。スーパーで買い物をしていて、私と同じように赤ちゃんを抱っこしたお母さんとすれ違った。その人は、5歳くらいの女の子の手を引いていた。女の子が「今日のご飯は?」と尋ねた。お母さんは、「お金ないからカレー」抑揚のない声で答えていた。なぜこのことが記憶に残っているのだろう。カレーって安上がりなの?と、率直な疑問を覚えたからかもしれない。それより、「お金ない
2020年11月21日 00:55
夕食の準備ができた時、息子がゲームをしていたので、やめるように言った。いつもの約束事として、自分でタイマーをセットしてゲームをするのだが、そのタイマーではもう少し時間が残っていた。タブレットを片付けたものの、いいところだったらしく、彼は納得がいかなかったようだ。私と上の子は食事を始めたが、息子は私をにらんで泣いていた。どうしたの?なあに?と聞いても、なにも言わない。ただ、一定の執念で泣き続ける。
2020年8月11日 10:39
先日、ある男性が、自分の妻についてこんなふうに感謝しているのを耳にした。「俺の子どもを産んでくれたんだから」その表現は、時に誰かが口にするものだ。定型的と言ってもいい。「俺“なんか”の子どもを」と、相手の存在の貴さを賞賛するものだと思う。ただ、その言葉で、私は過去の自分を思い出した。2人目の子の出産後、夫の協力が得られず孤独な数年間があった。その間、育児とフルタイムの仕事を両立し、