そのひとはどんなひと
エンプティチェア、と言う技法を聞いたことがありますか?
まずは、自分が座る椅子(クッションでもOK)そしてもう1つ向かい合わせに椅子を置きます。向かい合わせに、あなたにとって分かりたいひと、不満がある人が座っていると思って、思いをぶつけてみる。
そうしてぶつけて見た後は、今度は反対側に座り今度は相手側になりきって、その人からみたあなたはどうなのか言葉にします。
つまり1人で2役をして意見をぶつけていくのです。最初は馬鹿らしいと思うかもしれませんが、繰り返し視点を交換していくことで相手側から見るあなたに気づくことができます。
言うことを聞いてくれないあの人は何かにこだわっているものがあるのかもしれないし、いつも怒るあのひとも自分と同じ思いをしてほしくないから、かもしれません(だからといってすぐ許せ、と言ってるわけではありません)
普段、私たちは意識していないと自分のフィルターをかけて物事を判断します。その方が早いからです。そこに相手側とのすれ違いが起こる要因が出てくるのです。
人のことはわからない、と言いますが、人にどんな解釈をしている自分が内にいるかは自分で探っていくことができます。
では、1人で行う場合のエンプティチェアの流れについて以下まとめます。
(カウンセリング、セッション等ではカウンセラーと2名で行う場合が多いです)
①自分が座る椅子(クッション)と向かいにもう1つ椅子を置きます。
②ますはゆっくり自分が思いを伝えたい人を考え、そのひとが向かいに座っている様子をイメージします。
③ゆっくりと自分の言いたいことを伝えていきましょう。うまく言おうとしなくても構いません。今まで思ってきたこと、伝えて見ましょう。
④伝え終わったら反対側に座り相手の立場をイメージして相手が返事しそうなことを返します。
⑤また自分の元いたところに戻り、その返事に対して伝えたいことを言葉にします。
1度で終わらなければ繰り返して、何度かやり取りを行なっても良いでしょう。
私はこれを、ノートで行うことがあります。綺麗な言葉でなくても構いませんし、ぐちゃぐちゃした気持ち、などを表しても良いでしょう。
交換日記のようなイメージで行います。
相手の考え方を知ろうとすることで、フィルターが切り替わることがあります。出来事に関してもそうですが、起こっていることは一つ、目の前の人は1人です。それに意味付けをしているのはあなた自身です。
あなたを責めるつもりはなく、どちらともの視点を持つことにより柔軟性が生まれ、適応できることが1つでも増えると、あなたが楽になります。あなたに楽になってほしいので伝えます。
あなたが行く道が、少しでも楽しくなりますように
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