多様な生徒との交流を生むバーチャル校舎「学びの塔」
N/S高の普通科にはバーチャル空間上で集えるバーチャル校舎「学びの塔」が存在します。バーチャル学習が行える普通科が新設された際に(新設された当時の名称は普通科プレミアム)、世界的な建築家である隈研吾氏がデザインしたものです。そのデザインをもとに実際にバーチャル空間上に創造された学びの塔と、そこで生まれている交流について紹介します。
生徒たちの学びのスパイラルを表現
学びの塔のデザインコンセプトは、「次世代に活躍する人材を育む、新しい学び舎」です。大きならせんが分岐しながら、植物のように天高く伸びていく学びの塔の外観は、進化・成長を続ける若者たちの「学びのスパイラル」を表現しています。
複雑に絡み合う「邂逅の回廊(かいこうのかいろう)」は、さまざまな才能や個性を持った生徒同士の出会いを作り出します。
バーチャル校舎の学びの塔には、今年の4月から行けるようになりました。VR機器の「Meta Quest」を装着して、バーチャルプラットフォームの「Virtual Cast(バーチャルキャスト)」を起動させることで、生徒たちは学びの塔にアクセスできます。
バーチャル校舎の学びの塔は一度に入れる人数が限られているため、普通科の生徒全員が同時に出会えるわけではありませんが、同時刻に学びの塔に入った生徒同士、写真を撮り合ったり、アイテムを使って遊ぶなど、さまざまな交流が生まれています。
夏にはラジオ体操を毎日実施
学びの塔には、関連したさまざまなルームが用意されています。例えば、リズムに合わせて英単語を復習できる「Vocabularhythm(ボキャブラリズム)」ルームや、面接対策が行える「面接トレーニング」ルームです。面接トレーニングでは、進路指導スタッフとの1対1の模擬面接も可能になっています。
8月の夏休み期間には、毎日13時と17時に生徒が集まってラジオ体操ができるルームも開設されました。参加した生徒は、S高のつくば本校の体育館で撮影されたラジオ体操の見本映像を見ながらラジオ体操を実施。期間中、毎日参加して運動習慣を身につけた生徒もいました。10月からは、他の生徒と一緒に授業を受けられる教室ルームも開始しています。
今年から行けるようになったバーチャル校舎の学びの塔は、N/S高の普通科の生徒がいつでも集い学び合える交流の場所として、さらに進化させていく予定です。
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