日本リサーチセンター

日本リサーチセンター公式アカウントです。当社は1960年に設立された民間のマーケティン…

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日本リサーチセンター公式アカウントです。当社は1960年に設立された民間のマーケティング調査研究機関であり、企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、国内・海外の調査研究を行っています。https://www.nrc.co.jp/

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記事一覧

生物としての時間

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。  4月に始まり3月に終わるという会計年度の会社は多いです。サクラの開花のニュースがあると理由なく…

「改めて」は改めていない

 日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。  WBCで日本チームが決勝でアメリカに勝って優勝。最高の結果でした。一丸となって戦った監督をは…

モヤモヤとワクワク

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。  いつものように「2月は逃げる」を体感し、3月ももうすぐ中旬。2023年の桜の開花は早めの予想です。…

企画書自動化への夢想

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 そろそろ、お正月気分も完全に払拭され時間に追われる日常が戻っているかと思います。年が新しくなっ…

オーセンティシティ(authenticity)に想う

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 企業と消費者のコミュニケーションが変化する中で、近年のマーケティング業界でよく使われる用語が、…

ランキングってなんだろう。

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 サッカーワールドカップの開催。日本チームが優勝候補といわれたドイツやスペインに勝ってグループリ…

元○○という履歴の危うさ

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 コロナ禍でセミナーは、オンラインのウェビナーが主流となりました。当社もご案内している通り、いく…

「ダークパターン」考

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 ダークパターンとは、「ユーザーを騙して何かを購入させたり、登録させたりするなど、意図しないこと…

心地よいフレーズに流されない強い心

最近のコラムの書き出しの多くに、「コロナ禍は世界を一変させ、消費者の価値観と行動は急激に変化し、暮らし、働き方、買い物、人と人との交流の仕方は大きく変貌した。」…

「モーケ(儲け)ティング」への違和感

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 ファンベースカンパニーの佐藤尚之(さとなお)氏と電通の並河進氏のWeb対談(有料記事)で、「モー…

「マーケティングは古い」のか

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 一般社団法人田中宏和の会代表理事の田中さんが、「マーケティング(Marketing)」からパラダイム・シ…

無意識に見逃される情報。先入観を捨て、こだわりをコントロールする。

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 3か月弱更新しない間に世界情勢は激動を見せました。コロナもまだまだ収束しそうもないですが、それ…

40年周期説

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 2022年はどのような年になるでしょうか。 様々な立場の人が、その人にとって気になる内容を用いて予…

「2022年はどのような年かなぁ。」で感じること

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 年末は、1年を振り返りつつ、次の1年にアレコレ思いを巡らせますね。 残念ながら2021年もコロナ禍…

事業再構築補助金をご存知ですか

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 事業再構築補助金の「第4回公募」が、2021年10月下旬にも公表され、その公募受付期間(提出期限)が…

「自由民主党総裁選」から感じるこれからの社会

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 実質的に日本の総理大臣を決める自由民主党の総裁選が 9月29日(水)に行われ岸田文雄さんが新総裁と…

生物としての時間

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。  4月に始まり3月に終わるという会計年度の会社は多いです。サクラの開花のニュースがあると理由なくソワソワするのは、4月入学・3月卒業のリズムで学校生活を送ったことも影響あるかもしれません。  そしてこの時期、新卒の人が配属されたり、部署異動して会合に初参加されたりという場面もたくさんありました。企業ではいろいろなタイミングで人事異動がありますが、春は異動のタイミングのひとつです。  異動の挨拶はメールが中

「改めて」は改めていない

 日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。  WBCで日本チームが決勝でアメリカに勝って優勝。最高の結果でした。一丸となって戦った監督をはじめコーチ、スタッフ、そして、最高のパフォーマンスを発揮した選手の皆さん、「感動をありがとう」。皆さんの戦う姿を見た人は何かを感じ、今後の生活において何らかの影響を受けたことでしょう。  スポーツで自国を応援するのは純粋に楽しいです。周りの人と応援するチームが分かれるということはあまりないから一体感が生まれます

モヤモヤとワクワク

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。  いつものように「2月は逃げる」を体感し、3月ももうすぐ中旬。2023年の桜の開花は早めの予想です。  ただ、春の訪れは花粉症持ちには苦痛でしかありません。考えてみれば地球環境に適さないやみくもな偏った植林、その上、アスファルトで覆われている道路やコンクリートの建物が多い都市では花粉の吸収ができません。ある一面で善かれと思って推進したことが予想していなかった弊害を及ぼす。全ては人類がつくり出した罪でもありま

企画書自動化への夢想

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 そろそろ、お正月気分も完全に払拭され時間に追われる日常が戻っているかと思います。年が新しくなっていく年末年始のこの感じ。私は、生きていると強く実感するので、なんだろう。素に戻るといいますか。いつもと違った感覚になります。いつもとちょっと違うものを食べたり、飲んだりもしますし、何よりもゆったりしている感じがいいですね。 マーケティングの仕事に従事していると、お正月から展開される新しい広告メッセージなども気に

オーセンティシティ(authenticity)に想う

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 企業と消費者のコミュニケーションが変化する中で、近年のマーケティング業界でよく使われる用語が、「オーセンティシティ(authenticity)」らしいです。直訳では、「信憑性・信頼性」になりますが、フォーブスが2021年の「世界で最も影響力があるマーケティング責任者」のトップに選出した、ボゾマ・セイントジョン(45)は、その根底にある意味を「ありのままを伝えること」と定義しました。なるほど!  その中で、「

ランキングってなんだろう。

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 サッカーワールドカップの開催。日本チームが優勝候補といわれたドイツやスペインに勝ってグループリーグを1位で通過。日本人として実に痛快で嬉しく感じます。ワールドカップに出場すらできなかった時代を思えば、日本サッカーが目標に向かってひとつひとつ課題をクリアして進んできたことに深い尊敬の念を覚えます。 サッカーに限らず、一発勝負はいわゆる番狂わせ的なことは少なからず起こります。例えば相撲でも大横綱が名前も知らな

元○○という履歴の危うさ

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 コロナ禍でセミナーは、オンラインのウェビナーが主流となりました。当社もご案内している通り、いくつかウェビナーを開催しています。ウェビナーは開催場所の確保や人員上限の制約から解放されたために、実に気軽に企画できます。それもあってか毎日たくさんのウェビナーが開催されています。当たり前ですが役に立つものもあれば、そうでもないものもあります。企画が気軽になり過ぎた弊害もあるでしょう。 また、役に立ちそうなウェビナ

「ダークパターン」考

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 ダークパターンとは、「ユーザーを騙して何かを購入させたり、登録させたりするなど、意図しないことを実行させる、Webサイトやアプリで使われているトリックのこと」です。(参考文献:ハリー・ブリグナル「darkpatterns.org」) 具体的には、何らかの仕掛けを施し、1)より多くお金を支払わせ、2)より多くの個人情報を提供させ、3)より多くの時間を浪費させる。要は、登録は簡単で解除が面倒であるとか、告知が目立

心地よいフレーズに流されない強い心

最近のコラムの書き出しの多くに、「コロナ禍は世界を一変させ、消費者の価値観と行動は急激に変化し、暮らし、働き方、買い物、人と人との交流の仕方は大きく変貌した。」というような文章をよく見かけます。 確かにコロナ禍は人の動きを一時的に止めたという事実はあります。しかし、価値観が急激に変化したかというと、一面では正しくても一面では違う気もしています。 また、生活経験の積み重ねが伴う価値観が短期的に変化するのか?という疑問もあります。今は、目の前の環境に適応しようとする行動と根底

「モーケ(儲け)ティング」への違和感

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 ファンベースカンパニーの佐藤尚之(さとなお)氏と電通の並河進氏のWeb対談(有料記事)で、「モーケ(儲け)ティング」に関して語られていました。 対談は非常に含蓄に富んでいましたが、特に、以下のような主張に強く同意します。 「マーケティングを企業側からのみで捉え、『囲い込み』や『刈り取り』といった顧客軽視の言葉がマーケティングの現場で使われていることへの違和感。」 「もともと『マーケティング』はもっとラバ

「マーケティングは古い」のか

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 一般社団法人田中宏和の会代表理事の田中さんが、「マーケティング(Marketing)」からパラダイム・シフトする、オルタナティブ・コンセプトとして、コミュニティイング(Communitying)を提唱したい」とおっしゃっています。この主旨にほぼ同意です。 「コミュニティイング(Communitying)」とは、「人々を有機的につなげる共同体を形づくり、そのコミュニティの発展に寄与・貢献し続けること」としてい

無意識に見逃される情報。先入観を捨て、こだわりをコントロールする。

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 3か月弱更新しない間に世界情勢は激動を見せました。コロナもまだまだ収束しそうもないですが、それよりも21世紀に武力を大規模に行使する状況に直面するとは思いませんでした。しかし、どうしてこのような状況に直面しないと思っていたのでしょうか。 自身が触れた情報の中から、直面しないと判断していたわけですが、直面してから情報収集を再度行うと、警鐘を鳴らしている人が多々いるのです。その情報は無意識に見過ごされています

40年周期説

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 2022年はどのような年になるでしょうか。 様々な立場の人が、その人にとって気になる内容を用いて予想を発表しています。予想はその人にとってのビジネス上のPRみたいなものですし、私は楽しく拝見しています。ここ数年は、コメントでの反応に過激さが増しているのが気になります。 むろん、酷い予想もないとはいいません。しかし、予想だからいいのです。予め想うだけですから。 でも予測はいけません。不測の事態を大袈裟に煽る

「2022年はどのような年かなぁ。」で感じること

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 年末は、1年を振り返りつつ、次の1年にアレコレ思いを巡らせますね。 残念ながら2021年もコロナ禍という環境でした。2022年もそうでしょう。 これからしばらくは、「Withコロナ」なのではないでしょうか。 2022年はコロナウイルスとどのように共生するかが最大のテーマかとも思いますが、最近感じることとして、コロナ禍でテレワークが普及しコミュニケーションがうまくいかないと嘆く人が多いです。 企業も対応策な

事業再構築補助金をご存知ですか

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 事業再構築補助金の「第4回公募」が、2021年10月下旬にも公表され、その公募受付期間(提出期限)が、 12月下旬頃までの予定とされています(2021年10月27日現在)。 政府は、企業の事業展開に対して様々な援助をしており、「事業再構築の補助金」もそのひとつです。(掲載ページ:https://jigyou-saikouchiku.go.jp/ )事業当初にかかる費用の捻出に心を痛める経営者には本当に助か

「自由民主党総裁選」から感じるこれからの社会

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。 実質的に日本の総理大臣を決める自由民主党の総裁選が 9月29日(水)に行われ岸田文雄さんが新総裁となりました。 今回の総裁選は論戦で候補者の人となりが、かなり露見していました。 マスコミ報道の不確かさもかなり目立ちました。 今までのパターンを駆使して今回の結果を読み解こうとする限界が示されたとも思います。 政治家として主導権をとるため、勝ち馬に乗っていくのは当たり前の行動です。その時に、大義となる決め手