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企画書自動化への夢想

日本リサーチセンター広報室長の小宮山 学(こみやま まなび)です。

そろそろ、お正月気分も完全に払拭され時間に追われる日常が戻っているかと思います。年が新しくなっていく年末年始のこの感じ。私は、生きていると強く実感するので、なんだろう。素に戻るといいますか。いつもと違った感覚になります。いつもとちょっと違うものを食べたり、飲んだりもしますし、何よりもゆったりしている感じがいいですね。

マーケティングの仕事に従事していると、お正月から展開される新しい広告メッセージなども気になりますし、有名人の年頭所感などからもいろいろ考えさせられます。毎年、年始には誰かの何かのメッセージに刺激され、その言葉の背景などを調べたりして自身でわかったような気になりますが、それをその後活かして生活したかどうかは実に怪しいです。ただ、人間って不思議で、何かの機会に「ぽっと」思い出したりする瞬間があります。最近は、こういう現象をAIはどこまで追いかけてくるのかなあ。と気になるのですが、そちらの知識が圧倒的に欠如しているので、想像できません。

年始の何かのコンテンツで、「ちょっとアップテンポな感じの・・・・な曲がいいなあ。」程度につぶやいただけで、即座に自動でプログラミングされ、作曲が次から次にアウトプットされていく様相を知る機会がありました。そのデモでは数分で60数曲出来上がってました。はあ。曲ができたことよりもつぶやきが自動プログラミングされることに驚愕しました。同様の操作で本も絵も書けるよ。とのこと。知っている人からすると何を今更かもしれませんが、その進化に衝撃をうけたわけです。プログラミングは、それを構造化させる知識と手間に断念する人も多いわけですが、口頭でできるのであれば、誰でもできることになります。むろんそれでアプトプットしたくなければ使いようもありませんが、道具として使いこなせれば最強です。ただし、今のプログラミングでは曲でも本でも、ある種のキレはないそうです。ただ、そのキレを創り出すのが人間であり、その分野のプロということになります。

こういう現象をみると、誰もがそれを使いこなして果てしなく生活が変わっていくことだけに頭が働いてしまいがちです。未来予測などを業務ですることが多いので、私は、実際には想像よりも普及速度は低いという一方のフィルターもかけます。そこが人間らしさというか、生物なんだろうな。と思うところです。知ることと、理解することと、使いこなすことはそれぞれ違うわけですね。このあたりが、新しい何かを普及させていくにはテクノロジーだけでは無理で、使ってもらう工夫が重要になってくる部分かと思います。

最後に、自動プログラミングで本も書けるのかあ。ということは、企画書も、報告書も書けるよなあ。今の業務に導入できるのかどうかを探るのが2023年の最大のテーマになりました。

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