夏の終わり、蛍光灯。

ぐるぐる回るハエみたいだった。

脳みそが上手く働かない。悩み事ばかりでなかなか動けない。人の何倍も遅くて、それでも何かを諦めたくなくてもがいている。食べるのが面倒くさくて適当になったし、寝れなくて夜を明かして、スマホで求人情報とYouTubeを行ったり来たりする日々。多分、休んだ方がいい。

とはいえお金は無いし何もしない訳にはいかず、それでも働くのは無理なくらい人前だと震えが止まらなかったり動悸が止まらなくなってしまった。非対面ならと細々とイラストを売るような事もしてみてるけれどまだまだお小遣い程度である。

それでも、ありがたい事に1件だけ依頼が入り、この間制作して納品まで出来た。非対面であればメールのやり取りは何とかできる事も、細かいヒアリングまで対応出来たことも、納品して相手から喜んで貰えたこともうれしくて、やっぱりどれだけ辛くても人と関わる事から完全に逃れる事は出来ないなと思った。繋がりがあるのがうれしいのである。

しかし何かひとつタスクをこなしてる間は別の事が出来なくて、少し悩ましかった。現在イラスト1本でやって行くには全く実績もないし繋がりも無いしいつ軌道に乗れるか目処が立たない。何か生活を繋げる〝お仕事〟をしないといけないとは思っていて、色んなところに種を撒き枝葉を伸ばしておくのが最善だと思っていたので、なかなか上手くいかないものだなとも思った。

それでも大きな収穫だったのは、直接依頼を貰ったりコメントを貰ったりする事で自己を認識出来る一面があるという事。正直反応が乏しいと創作活動を続けるだけの考えがまとまらず凄く辛かった。どこに向かえばいいのか、何をしたらいいのか、なまじやりたい事が色々ある事もあって、どこから何から手をつけたらいいのか分からなくなってしまう。不安ばかりが募り眠る。
それが少し晴れたような、今いる場所にも陽は差すのかもと感じられて少し安心した。

変わらなくても世界が怖くないと思える日が来ればいいなと思う。綺麗事ばかりでむず痒いので今日のところはこの辺で。また書きます。

眠れるといいね。