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ニューノーマルな暮らしでの変化

ニューノーマルなライフスタイルという言葉を目にするようになってから、間もなく早1年。
そんな暮らしが定着してきた今と比べると別人かのように、以前のわたしのフットワークはふわふわ飛んでいけそうなくらい無重力だったなあとふと思う。

以前の暮らし

昔から家にいるよりも外に出かけていくのが好きで、友達のところ、一人で買い物、アルバイト、旅行、などとにかく外にいた。母曰く、幼い頃一人遊びが驚くほどに下手だったらしい。

お家時間とは無縁すぎる生活で、家でしていたことと言えば睡眠くらい。毎月高い家賃を寝るためだけに使っていたなんて贅沢。インテリア、特に北欧ヴィンテージが好きで一人暮らしの家に引っ越した当初はそれなりに拘ったりもしたけれど、やっぱり家には居なかった。父譲りの偏頭痛持ちで、一日中家にいると頭が痛くなるからというのも家嫌いを加速させた要因。学生時代、就職してからも休日丸1日家にいることはほとんどなかった気がする。平日も会社の先輩たちや友人と飲みに行ったり、出張先では疲れてへろへろなんだけど現地のお気に入りのお店を見つけてプチ常連になったりするのも好きだったな。

変わっていくこと

そんなわたしが今は平日は仕事が終わるとさっさと家に向かうことが当たり前で、休みの日家で過ごすことにも幸せを感じるようになってきているだなんて、たった1年でこんなにも人って変わるんだなあ、と不思議な気持ちになる。家にいても、何故だか最近は頭も痛くならない。気持ちの問題だったのか、家での過ごし方が上達したのか。

フットワークが軽かったからこそ味わえた経験、得たものはたくさんある。あんなにお腹いっぱいだったのに何故か食べられてしまう〆のラーメンの美味しさとか、怖いと思っていた会社の先輩と飲みに行くうちにいつの間にか仲良しになっていたりとか。近所の友達と何の気なしに始めたヨガは、今では大切な趣味のひとつになっているし、今の家に住むことに決めたのもふらっと訪れた公園が気に入って、近くに住みたい!と思ったからだ。深夜のタクシーは意味わからないくらい料金が跳ね上がるとか、しなくていい経験まで。

それが、なかなか友達と会えなくなって、遠出もできなくなって、格段に自分の時間が増えた。きちんと家事をする時間もゆっくりスキンケアする時間も、新しいことを始めてみる時間も趣味を突き詰める時間も。無理のない楽なリズムで暮らすのがこんなにも心地いいなんて知らなかった。

だからどちらがいい、という話ではなく。

この変化は、withコロナ暮らしでの半ば強制的な変化だったのかもしれないし、はたまたコロナは関係なく自分にとってそういうタイミングだったのかもしれない。また元の世界に戻ったらフットワーク軽々人間になるのかもしれないし、このままかもしれない。

先のことは分からないけれど、これからも気付かないうちにきっと自分のライフスタイルとか周りの環境は変わっていって、今の興味や好きの気持ちも変化していくんだろう。だからこそ、今しかない感情や日常を、取るに足らないようなことでもこうやって書き留めておきたいと、なんとなく決まりきっていなかったnoteに対する心持ちが定まったような。そうして綴ったnoteが少しでも読んでくださる方の心に届いていれば嬉しいです。

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