問いづくりワークショップ
一人ひとりの発想を尊重し、民主的な学習の場をつくる「問いづくり」を取り入れた人権・平和ワークショップを体験してみませんか。教える側からの「発問」ではなく、学習者が「質問」を作りだすことで主体的な学びに繋げます。
教材は毎回、第二次世界大戦時のホロコースト史から写真や映像、引用、図などご用意して実施しています。事前の知識はいっさい必要ありません。
2022年最後のオンラインイベントです。お申込みを心よりお待ちしています。
ホロコーストとは
第二次世界大戦時にナチ・ドイツとその占領下のヨーロッパで起きた迫害・虐殺。約600万人のユダヤ人が殺されました。ほかにも障害者、同性愛者、ロマなどの人々も犠牲となりました。この歴史は、すべての人々に差別や偏見、憎しみの恐ろしさについて警鐘を鳴らしているとして、国連は加盟国に対して教育の場で取り上げようと呼びかけています。特に、持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」の達成のために、ユネスコがホロコーストを教材にした人権教育、シティズンシップ教育を推進しています。
NPO法人ホロコースト教育資料センター
全国の学校や大学、自治体、地域グループなどからご依頼をいただき、これまで1,200回を超える授業やワークショップを実施してきました。問いづくりワークショップはこれまで、愛知教育大学、早稲田大学、北海道教育大学、横浜国立大学、筑波大学、セントヨゼフ女子学園教員研修などで実施しています。
【開催日時】
2022年11月27日(日)15:00 - 17:00
【会場】
オンライン(zoomを使います)
【参加費】
1,500円 ※先着5名様まで無料チケットあります
【対象】
興味のある方はどなたでも。先着10名様。
【内容】
①問いづくり体験
②問いづくりふりかえり
③ホロコースト史の解説と質疑応答
④哲学対話
※「問いづくり」(Question Formulation Technique、QFT)とは
アメリカの市民運動から生まれた教育手法で、問いをつくる・分類する・変換する・選ぶというシンプルな作業を通して、「発散思考」「収束思考」「メタ認知思考」を育むことを目的としています。あらゆる人々が民主的な意思決定に参加できる仕組みづくりにも繋がります。ハーバード教育大学院でコースが提供されており、マイクロソフトやグーグルなどの企業でもこのメソッドが採用されています。日本では、NPO 法人ハテナソン共創ラボがファシリテーター養成講座を開催しています。参考図書 : 「たった一つを変えるだけ~クラスも教師も自立する『質問づくり』」(新評論刊)