見出し画像

問いづくりワークショップ

問いづくりを体験してみませんか。

ホロコーストの歴史の一コマを切り取った写真や言葉を観察しながら、「問い」をつくり、対話と思考を深めるワークショップを開催します。開催5回目!

QFT(Question Formulation Technique/問いづくり)という教育メソッドを取り入れて実施します。ホロコーストの歴史の事前知識はいっさい必要ありません。内容は教育関係者向けですが、興味のある方はどなたでもご参加いただけます。


▼こんな方におすすめです
・ QFT(問いづくり)を体験してみたい
・ ホロコースト史に興味がある
・ ホロコースト史を授業でとりあげてみたい
・ オンラインのアクティブラーニングを体験してみたい

画像1

問いづくりは事前知識の有無に関わらず実施することができます。プログラムの中で提示した教材を観察しながら、問いをつくります。


【開催日時】
2021年6月26日(土) 20:00~22:30

【会場】
オンライン(zoomを使います)

【内容】
ホロコースト史の知識を問う内容ではありません。当時の人々の日常の一コマを切り取った写真を観察し、質問をつくり、対話・思考するワークショップです。


【当日のおおよそのスケジュール】
19:45~ ログインできます
20:00  プログラム開始
・QFT(Question Formulation Technique/問いづくり)の紹介
・グーグルスプレッドシート使ったグループワーク
・ビデオ上映(15分)
・ふりかえり
22:30 終了

※QFT(問いづくり)とは、アメリカのRight Questions Instituteによって開発された教育メソッドで、教師が発問をするのではなく、生徒や学習者が質問を作ります。この手法は、一人ひとりの発想を尊重し、学び合い、民主主義の育成にも繋がります。ハーバード大学院で教員向けのコースが提供されています。日本では、NPO法人ハテナソン共創ラボでセミナーなどが開催されています。
参考図書
『たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」』ダン・ロスステイン他著(新評論刊)


【参加費】
1,500円
※4/24に初めて参加された方は、今回に限り無料です。


【定員】
20名 (最小催行人数は5名)


【対象】
内容は教育関係者の皆さまを対象にしていますが、興味のある方はどなたでもご参加いただけます。


【ファシリテーター&講師】
NPO法人ホロコースト教育資料センター代表 石岡史子

\これまでの実施例/

北海道教育大学│北九州市立大学│筑波大学│名古屋外国語大学│​神戸学院大学│セントヨゼフ女子学園教員研修​​など


\高校生ワークショップ/

全国の高校生たちが集まって開催しました。高校生たちの感想や報告動画をこちらからご覧ください。

\参加者アンケートより/

新鮮だった。参加者全員がどんどん「問い」を作って投げかけていくことが求められたからである。「問い」を投げかけることで、それが「自分の問題」となる。他者の設定した問いにその他者が答えるのを聞くだけの授業に比べ、質問づくりは過去との「対話」とも呼べる。このような活動を通して、主体的にものを考える力が身に付くのだろうと感じた。しかし、時間を置かずに次から次へと質問を作るのはとても難しかった。頭をフル回転させている自分に気付いた。それは逆に、受け身で授業を聞いている自分がいかに普段それをしていなかったのかを教えてくれた。(教員)
QFT(問いづくり)の手法によって、ホロコーストの問題の本質をより深く考えることができたと確信する。集中力を持って焦点化させて考えることが、本質を見出すことに非常に効果的なことを自らの体験をもって理解でき、とても意義深いワークショップだった。また、グループで行うことで、さらに多様な視点を知ることができ、自分のバイアスを超える一助になっていた。さらに、答えのない問いについて考え続けることの意義と、当事者性をもって問題に向き合うことも、QFTがとても効果的に提示していると感じた。学びは、問いを持つことから始まることを、こんなに深く実感したのは初めてだった。(教員)
QFTの手法がこれまで学んだり実践してきたファシリテーションの中で、最も効果的に感じています。答えを見出そうとしてしまう無意識な思考から抜け出すことに、とても有効だと思いました。何が分かっていないのか、何を知りたいのか、を問うことによって、その問題に対する自分の視点を明確かつ具体化していける。(教員)
昔とは少し違った感想を持つようになっていて自分でも驚いた。これは、ワークショップの前半に行った、質問作りやそれに対する変換が頭で働いて、主体的にアクティビティに参加するとともに、歴史にも自分からどうしてなのか、と理由や原因に疑問を持てるようになったからだと考えた。(高校1年生)
質問を考えることがどのような意味を持つのか、始めはよく分からなかったけれど、みんなと質問を共有することで、色々な観点から写真を見ることができました。そのため、写真から読み取れる事実だけでなく、なぜ差別は起きてしまうのか、私たちに何ができるのか、この写真の人は何を思っていたのかなど、本質的なことを考えられたと思います。(高校2年生)


【申込方法】
参加申込はこちらで受け付けています

画像2