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わたしの夢

今日、友人に誘われ、
青春18×2 君へと続く道』という映画を見た。

どのようなストーリーなのかも知らなかった、
この作品に、
今という、タイミングで出会えたことに、
とても運命を感じた。

映画が見終わるころには、
今までずっと
自分の中にあったもやもやとした欲望が、
はっきりとした形となった。

以下は、本作のストーリーに触れているので、
これから見る予定の方は、注意してみてください。

旅する目的

清原果耶さんが演じた
バックパッカーで台南に訪れる少女アミ。

彼女は、旅行中に財布を落としたことをきっかけに、
台南のカラオケで働くことになる。

カラオケの同僚たちに彼女の歓迎会が開かれ、
台湾料理店で食事をするシーンがあり、
会話の中で、ひとりが
「アミはどうして旅をしているの?」と尋ねた。

この問いに対し、アミは

「目的なんて、ないの。

しいて言うなら、
自分が自分でいるために、色んな人に会うためなのかな。

それで、自分にしか書けない絵を描きたい」

と言ったのだ。(このような感じの発言。)

わたしの夢

わたしは、感銘を受けた。
この言葉を聞いた瞬間、

「自分にしか書けない、文章を書きたい。」
と、自分のやりたいことが頭に浮かんだのだ。

会話、文章、映像、音楽などを通じて、
自分の中に入ってきた"言葉"を
わたしの心で咀嚼し、文章として残したい。

そのために、色んな人に触れる機会を増やしていきたい。


そんな風に思うようになった。

しかし、傍から見れば、
あまりにも自分よがりすぎる欲求だともとれるだろう。

就職することを拒絶し、
やりたいことが、それでいいのか?
などと、いつものごとく
アンチをしたがるわたしがささやく。

だが、そんなアンチの声も、
簡単に跳ねのけてしまうくらいに、
わたしの中のやりたいという意志は、揺るがない。




わたしは、自分のことが世界一大好きで、
世界一、大嫌いだ。

なので、
世界一大好きな自分をさらに愛するために、
わたしは自分の人生を、
いろんな人との出会いを通じて得た
自分の感情を文章に残していく。

そうすることで、大嫌いな自分を
抱擁していきたい。


そして、わたしの文を読んでくれたひとの中から、
ひとりでも、
「あなたの書く文章おもしろいね」と
言ってくれる人が現れるだけで、
わたしが生きる意味に繋がるのではないだろうかと思う。

寿命。

話は映画に戻るが、
最終的に、病気で、アミは死んでしまう。

彼女は、病気が分かっていて、
死ぬまでの時間を、
バックパッカーとして「旅をすること」

その経験を通じて、
「自分しか描けない絵を描くこと」に
時間を費やした。

病気を患ったことで、
生を身体で感じながら、
残された時間をどのように生きるか。を
ひたすらに考えていたのではないかと思う。

わたしは、アミとは違い、
寿命を宣告されてはいない。

有り難いことに、とても健康だ。


しかし、わたしにだって、寿命はある。

なので、この地球で生かされている以上、
もっと自分に素直に心の赴くままに生きていてもいいのではないか。

と、彼女の生きる様を見て、
強く思った。

そう気づいたことで、
過去に自分が語った夢はすべて、

「自分にしか書けない、文章を書きたい。」

という夢を叶えるために手段であったことにも気づく。


明確になった夢を、
実現するべく、
これからもっと自分と向き合う時間を
これまで以上に大事にしようと思った。


このように思わせてくれる素敵な作品に出会えた今日は、
わたしにとってとても幸せな1日だった。

人だけではなく、
人の創り出してきたものに、もっと触れていきたい。

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