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始まる「ことばのセミナー」

「ことば」が頭のよい子を作る!

二学期も始まり、興学社学園プリンスジュニアからご依頼を受けているセミナーも同時に始まる。年内の日程は以下の通りで、今回のテーマは「ことばと文字のセミナー」になる。また、追加される場合もある。

  • 9月23日(日) プリンスジュニア藤沢教室

  • 9月30日(日) プリンスジュニア国分寺教室

  • 10月21日(日)プリンスジュニア八王子、立川教室(変更有り)

  • 11月11日(日)プリンスジュニア相模大野教室

  • 12月2日(日) プリンスジュニア新越谷教室

  • 12月9日(日) プリンスジュニア多摩教室

(※詳細は各教室にお問い合わせ下さい。)

今回のテーマである「ことば」と「もじ」、子どもの知的発達に欠かせない2大要素は、プリンスジュニアが掲げる5つの力「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」「見る力」と共に、指導の柱となっている。今回は、特に幼児をお持ちの保護者には「聞く力」と「話す力」を、年長から小学生の保護者の方々には「読む力」と「書く力」を、そして総合的に「見る力」を重点的にお話ししたいと思う。プリンスジュニアの教育は、幼児で終わるものではけしてない。継続性を持った指導、それも分析され、総合された指導の中で展開される。乳幼児期、彼らは耳で「ことば」を覚える。その「ことば」の優劣が子育てに於いて重要となる。「和顔愛語」のことば通り、母親の言葉掛けはその後、我が子の能力を左右しかねないほどの力を持っているからだ。だからこそ、子ども達の「聞く力」を鍛えなければならない。同時に保護者に対する言葉掛けの重要性を認識して頂きたいのだ。

「ことば」の修得と記憶力は比例する。「心」の形成にも「ことば」は大事な役目を担っている。この関連性を保護者の方々にお伝えしたい。また、年長から小学生以上の子ども達には、「読む力」と「書く力」について、能力と共に学力への関連性をお話しする。「書く力」では、総合的な学力を付けることができる「書写」についてお話しする。「書写」は、学力差に関係なくできる学習で、特に「家庭学習」に向いている。新たに開発された教材と共にお話しをさせて頂く。

新指導要領に移行し、保護者の中から学習について行けるのだろうかという不安の声が出始めている。学力低下を招いている子ども達の殆どが、教科書に書かれている文が読めない。それは音読させると直ぐに解る。それはまたケアレスミスが多い子の特徴でもある。学習に於いて、ことばの未発達は至る所で問題となり、次のステップが踏めないという状況を作り上げている。

中学生の授業で「方程式」がある。小学生の高学年で出てきた文章問題を、「X」という文字を使って数式に表すのだが、その文章の読解ができない。3行ほどの文章に四苦八苦する。読解とは、長文を指すものではない。一文の読解ができない子は、当然ながら長文の読解は無理だ。国語指導の中で長文読解を望む声が多い。しかし、もっと一文読解の大切さを認識して頂きたい。学習には必ず「ことば」が必要となる。思い、悩み、考える時も「ことば」を使う。自分の気持ちを伝えるときなど「ことば」の存在を大きく意識するだろう。頭のよい子は「ことば」で育つ。この事を再認識する事になる。

2012/9/5


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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