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流行りに乗っかることの重要性

僕は子どもの頃から流行しているものを食わず嫌いしてしまう傾向があって、その癖、流行がひと段落して一過性のトレンドから定番になった後で、人知れずこっそりと触れてみる…みたいなことは本当によくありました。

流行りに飛びつかない自分をカッコいいと思ってるのか、あるいは面白くて有意義に感じられるかどうかわからないコンテンツに触れるのがリスキーだと考えているビビリなのかわかりませんが、幼い頃からその傾向は多分にあったわけです。

小学生時代のポケモンも、思春期に聞いたBUMP OF CHICKENもASIAN KUNG-FU GENARATIONも、大人になってからのキングダムも、とりあえず周りで話題になって「これ知らないとかマジ人生損してるよ!」って言われてから手に取ってみる感じでした。

それで「こんなに良いものを今まで知らずに過ごしてきたとは…!」と思いつつも、さほどその時間ロスに対しては後悔を抱くこともないという。

余談ですが、流行りものを先取りした経験を思い返してみても、元カノに勧められたテイラースウィフトくらいで、テイラーがテラスハウスの主題歌を歌って日本で超人気になり、その後も世界のミュージシャンの中でもTOP OF TOPの座を手にしたときは、さすがにちょっとした優越感を感じたものです。(その点については元カノにサンキューです)

ちなみに僕が初めてテイラーに触れたときは、彼女はまだゴリゴリのカントリー路線でした。

それはさておき、

人生を楽しんだり、特にビジネスをやっている人なら大きく結果を出していく上では「トレンドに乗る」ことはとても大事だと断言できます。

やっぱり売れているものには売れている理由があるわけで、そこをしっかり理解することは、マーケットを学ぶ上で最良の教科書になるわけです。

別に、それを好きになれとかファンになれというわけではありません。
あくまで「売れている理由を理解するために努力する」ことに価値があるので、まずは一般の生活者の立場でそれに触れてみて、「このコンテンツがこれほどまでに市場に受け入れられている理由はどこにあるのだろうか」と考えることが大事なのです。

けんすうさんのnoteにも書いてありましたが、理解と納得の間に線引きをして、納得はしなくても理解はしようねっていうイメージです。

タピオカにハマる必要も好きになる必要もないけど、とりあえず行列に並んでみて、実際に商品を購入してみて、インスタにそれを投稿してみる…という一連の消費者行動を身を以て体験してみるということですね。

その際には自分の主観(何が美味しいの?、太るだけじゃん、時間が勿体無い)はひとまず置いておいて、あくまで客観的な視点で「なぜこれがこんなに多くのティーン層の女子に刺さったのか」と考えてあげましょう。

やったこともないのに「TikTokとか何が面白いかわからん」とか言い出したら、もうダサすぎますし、ビジネスでの成功からどんどん遠ざかると思っておいたほうがいいです。

かなり出遅れた感がありますが、そういうわけで『鬼滅の刃』を見始めました。

ちなみに僕はいわゆるジャンプ系の漫画にいまいちフィットしないまま、この歳を迎えてしまって、ワンピースもハンターハンターもNARUTOも、リアルタイムで通過しないまま今に至ります。(キングダムはやや時間差でどハマり)

ただ、周りの人たちの意見を聞いても、あるいは数字という客観的事実を見ても、鬼滅の刃というコンテンツが老若男女を問わず圧倒的な支持を得ていることは明らかなので、ここに触れないことのリスクってかなり大きいと言わざるを得ないと思うんです。特にビジネスでの成功のことを考えたら。

また、なぜ鬼滅の刃が今の時代でこれだけ支持されているかを考える際には、必然的にワンピースだったり進撃の巨人との比較は避けて通れないですし、やはりそこにも触れる必要があると。

あとはヒアリングも大事ですね。

僕の知り合いにも「ワンピースはハマらなかったけど、鬼滅の刃はめっちゃハマった!」という人は多く、その理由を聞いてみると「炭治郎の優しさ」だと。

では、そこでルフィとの比較をしてみることが重要になるわけで、そこから今の時代に求められるパーソナリティやストーリーテリングの要素も見えてくると思うんですね。

ちょっと属性が違いますが、AKBの存在感が弱くなってきて欅坂へと移りゆくようになった流れとか、西野カナの引き際が完璧だったとか、そういう時代を象徴するアイコンの流れなんかも意識してあげると、時代性を掴んだ発信だったり、ブランディングだったり、マーケティングができるようになっていくんじゃないかと。

ということで、流行りにはどんどん乗っかりましょう!

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