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「かかりつけ」って大事。

あなたの大切な人が
いざ公的な介護保険制度を利用しようと考えた際に
必要となるのが「主治医の意見書」です。

これは介護保険制度で認定を受ける際に必須となります。

筆者が介護の現場で見てきて
「このような状況に至るまでなぜに制度を利用しなかったのか」

そう感じるケースの中で多いのが
「主治医と呼べる医師を設けていない」
いわゆる「かかりつけ医療機関」が無い、という事です。

うちの親もそうでしたが
「自分が辛い、苦しい時にしか医療機関にかからない」
「それが良くなれば続けて通院しない、薬もいらない」

それか「マジで生活上身体的に問題を感じなかった」か。

そのような人には「主治医」がいない
自分の身体のこと、その歴史を知ってくれている
「主治医」がいない、訳ですね。

この状況で介護保険の認定のために
普段を知らない医師の書いた「主治医の意見書」が
どうしても取って付けた内容になりがちなのは皆さんもご理解頂けると思います。

良くお聞きする医者好きな高齢者が多い一方で
真逆の高齢者も存在しており、こちらの方が一旦要介護状態になると改善が難しい現実があります。

今は在宅における医療介護の連携は進んでいます。
主治医から医療機関同士、介護保険サービス間などとの
情報共有、そして連携が重要な中
普段から主治医と呼べる医師がいることは
私たちの老後において
なくてはならないものと言っても過言ではありません。

またこれに併せて国の施策としては
「かかりつけ薬局」「かかりつけ歯科」など。
これらの専門職においても
普段から自分の身体について
知ってもらうことが医療介護連携の上で
非常に重要だと位置付けられています。


さて、本日のポイントです。
ご自分の大切な人や、ご自分に
信頼のできる「かかりつけ医療機関」
そして「主治医」はいますか?

また「かかりつけ薬局」「かかりつけ歯科」は
いかがでしょうか?

ついでを言いますと「かかりつけ金融機関」「かかりつけスーパー」「かかりつけタクシー」「かかりつけ美容院」なども知っておくと、いざという時に助かります。

早くからこの点に気を付けておくことも
大切な健康管理、介護予防だと思いますよ。

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