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苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて

苦しくてたまらない。その理由は自分がどこまでいっても愚かだから。

既婚者の彼はまだ離婚できていない。小さな嘘をいまだにつく。それが辛くて昨日の夜はカミソリを家中探した。それも見つからず彼が隣で寝るベッドからぬけだし、充電器で首をくくった。気道は塞ぎたくない、頸動脈だけ。それでも嗚咽がもれ、彼が大丈夫かとみにきて私をベッドに連れ戻した。


愛してくれていることは分かるが、彼が結婚生活をしてきたこと子育て生活を奥さんとしていたと思うと悔しくてたまらない。プロポーズも結婚式も誓いの言葉も。全部中古。子供ができた時の喜びも出産の時のときめきも子育ての悩みも。


全 部 が 全 部 中 古


小さな嘘を咎めようとすると、「俺のことをそんなに信用していないんだね」という彼。「俺が全部悪いから。ごめんね」と何に対して悪いと思っているのかいまいち分からないことを言う。


辛い、苦しい。どうしてこの人は妻子持ちだったのだろう。最初から言っておいてくれたら何か変わっていただろう。



「ニートで社会人未経験ならやることはいくらでもあるはずだ」というのはごもっともなお言葉である。だが、そうやって気張ってどうにかしてどうにかしてとするのにも少し疲れてしまった。少し疲れた。


疲れた。

もう嫌だな、全部。死んでしまいたい。


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