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自分を甘やかし、まわりへの愛をふやす

20代前半までは「自分を認めること」=「自分を甘やかすこと」のように思っていた。

自分を甘やかしてしまうと、努力し続けることができなくなってしまうような恐怖心があった。


しかし今は「自分を認める」ことは大切なことだと、心から感じてる。


幼少期から20代前半まで、自己肯定感がとても低かったと思う。

いつも他人と比較して、自分に無いものを見つけては、不必要に落ち込むことが多かった。

「○○は、こんなことが出来てうらやましい」などと、常に思っている状態である。

「あなたは、あなたでしょ」と友人から言葉をもらっても、中々自分を認めてあげられなかった。


自己肯定感は低いが、自尊心は人1倍強かったと思う。



就職して社会人になり、自分のできないことがあぶり出されていった。


幸い上司にも恵まれ、きびしくも優しく、指導してもらった。


毎日失敗し、怒られ、人1倍強かった自尊心はボロボロだったと思う。



失敗ばかりの日々で、自分のメンタルを支えるのは、自分でしかないことに気づく。

不必要に他人と比較することを、やめた。

他人との比較が必要ない事にも、気づいたのだろう。

そして自分を認めてあげることも、決めた。


それまでは「自分を認めないこと=努力し続けること」と思い、自分を追い込んでいくことが良いと思い続けていた。


自分を認められないことは、苦しい。


自分を認めても、頑張りたいと思うことを続けることはできる、と今はわかっている。



自分を好きになると、周りの人のことも好きになる。


自分を認めていないうちは、知らぬ間に他人にも厳しくなる。

「自分は自分」と思うと、「その人は、その人」と思う。

自分や他人の良い悪いの判断をしなくなった。 

やめることを決めると、できることが増える。

自分を好きになることに、エネルギーを向けられるようになる。


精神的にも安心感を持って、暮らせるようになった。



20代前半のタイミングで「自分を認める」切り替えをした事は、その後の自分の人生に大きく影響している。



その後に出会った夫との付き合い方や、子どもをもって考えることの軸になっている。



自分にも愛情を持ってよい、と気づけたことで、「しあわせ」を感じることが増えた。



「子どもには、しあわせになってほしい」と、誰しも願う。

私も同じように、思っている。


しかし幸せは、本人にしか作れないし、感じられない。



5歳の長男は、友人や先生との関係性の中で、「じぶんがどのような人間であるか」を認識し始めている。


そして友人と比較しては、「うらやましい」ということを言うようになった。


私もそうだったように、他人をうらやましいと思うことは自然なことでもある。


けれど子ども達には、少しずつでも自分自身を認めて、「自分のことが好きだ」と思い、生きていってほしいと思う。


だから毎日のコミュニケーションでは、自分への愛情を持てるような声掛けをこころがけている。



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