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劇場で感じた興奮と熱狂は、時間が経っても色褪せない

以前、趣味を活かした「美術館や博物館・観劇の記録ブログ」を運営しようと思い、はてなブログでちまちまと記事を更新していた頃がある。

「書く筋肉」のようなものがほとんどなかった私にとって、劇評や感想を書くことは思いの外難しく、数記事書いたままそのままになってしまっていた。

しかし今年に入ってからメインブログの更新をせっせとはじめ、そういえばあの記事を移動させたらどうかと思いつき、久しぶりにブログを訪れた。

ブログには観劇の記録や映画の感想などが色々と詰まっていて、読み返して当時の記憶や状況がよみがえるようであった。

この作品を観た時の舞台の雰囲気が好きだったな、とか。この展示会、凄くよかったな、とか。

この頃は辛かったけど、この作品に救われたな、などなど。

記事は少しずつ移していくことに決め、数記事ずつそろそろとお引越しをさせている。

そして先日、昨年の正月に観に行った「天使にラブソングを〜シスターアクト〜」の記事を更新した。


この頃はまだコロナもそんなに流行っていなくて。私はまだライター業がメインではなくお店で働いていて。

今と状況は全然違うけれど、一年以上経って読み返してみて、当時劇場で感じたの興奮と熱狂を、再び目の前で感じているような気がした。

舞台は生物であり、たとえ再演でも、同じ舞台を観ることは二度とない。

しかし、感想を書き記しておくことで、自分だけの世界が再び目の前に広がることもある。

書くことは他の人に自分の考えや自分自身を伝えるだけでなく、思い出を記し、読み直しにより、よみがえらせることもできる。

書き記しておくことに、遅すぎるなんてこときっとはない。自分の書いた率直な感想を読んで、きっとそうなのだ、と感じた。

ミュージカルや美術が好きになって、今まで数多くの作品を観た。感想を言語化できている作品は、ほんのひと握りだ。

少しずつでもいい。自分の感じた世界を残していきたいと思う。



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