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「なりたいもの」より「どう生きていきたいの」

生徒と面談をできるだけやって、彼らの将来の最適解のアドバイスができればと感じる一教員な私。面談しながら将来どんなことしてたいかを聞いてみると「なりたい職業がないんです」と言われることが少なくない。

思い返せば、学校の進路指導って「どんな職業につきたいか」を聞かれることが多かったような気がする。息子の幼稚園の卒園式でも園児それぞれ「〇〇になります!」と宣言してたっけ。〇〇にはスポーツ選手だったりケーキ屋さん花屋さん警察官に消防士…と特別な職業が並びます。幼稚園では、それでもいいんだけど、高校生にもなれば「そんな特別なことじゃなくて、平凡かもしれないけど、趣味を大切にしながら生活していきたい」とか思ってる生徒も少なくない。

でも、教員に対しては(特に面談のような場では)かしこまってしまうから本音が言えないのかもしれない。自分なんてなりたい職業がコロコロ変わってたし、教員になることから会社員になって経営的なことに興味をもって、地方活性化だーとか感じて地方移住したら教員になってるし。そんなわけで、生徒には、何になりたいかよりも、どんな風に生活していたいかを考えてもらい、教員らはそれに対しての助言ができるような経験をたくさん積まなきゃいかんのではなかろうかと感じてしまう。

学校の先生って閉鎖的な空間に籠もりがちだから、積極的にいろんな世界を見ておかんといかん…少なくとも自分は生徒に対してのアドバイスができるかの不安に、毎日恐れ慄きながら少しでも進歩していかなければと…

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