Canvaで色味の納得できる名刺が届いたことのまとめ
お待たせいたしました(待たせてないのかも)
2021年末から起きたCanva名刺騒動。という個人的な課題。
『色味がどうしても出ない問題』
この問題に、ついに終止符が打たれたのです。
さて、この課題について、
Canvaさんに名刺発注するときの工夫や注意事項を共有することで、
多くの人に使っていただきたいと願いを込めて振り返ります。
はじまりは、2021年末
個人の活動が、軌道に乗ったといいますか、声をかけてくださる方が増えてきたために、個人活動の名刺を作ろうと計画していたのが2021年。結局、年末の空いた時間に、リデザインをしながら重たい腰を上げてCanvaを通じて名刺の発注を試みたのです。
ここだけの話ですが、このnoteも、個人のウェブサイトも、Podcastも、アイコンも、プレゼン時のスライドも、濃い青(紺色)と水色(ティールのような)とピンクと(必要に応じて薄い青緑)で構成して作り続けてきていました。
あるとき、職場の同僚が「その配色は、のざたんカラーだよね」と言ってくれたんです。それがとてもうれしく、色から自分を想起させることってできるんだなーって美術がとっても苦手だったボクが自信を持てたことでもありました。
話がそれました
まぁ、他の人はどうかわからないですが、自分にとっては、この配色が自分を想起させてくれるものなんです。なので、少しでも出会えた方にあの配色は「会いに行けるセンセイ」の「アレ」だなと思い出してもらえる仕組みづくりをしていきたく、名刺のデザインもそれに近づけようとしていました。そのため作ろうとしてから時間がかかったのもありますし、配色はこれでいいのだろうかと迷ったりもしていました。
名刺の発注に至ったのは
発注に至る経緯には色々とあるのですが、年末にかけて、Canva教育者グループというものが立ち上がり、そこに参加させていただいており、グループ内で名刺を作成した方がいたというのも、背中を押してもらえたことの1つでした。
元々Canvaを使い続けておりまして、教育者の端くれでもありますので、参加させていただいて、子どもたちにデザインの楽しさを広めることもできたらいいなって思ってたんです。前述したように、美術が得意ではなかったので、こういったツールであれば救われる子どもがいるんじゃないかと。
教育者グループに参加させてもらい、心理的な距離感も近づいたことも発注に至れた理由なのかもしれないです。で、満を持して発注したわけです。
1度目の到着 〜そして再印刷へ〜
発注したら、届くのが思ったよりも早くて驚きました。そして開封をするとそこには・・・
ここで、悩んだわけです。こんなもんなのかなーと。でも、自分の中では、この色味を見ても、自分のデザインを想起できなかったんです。なので、問い合わせることに。
詳細は上記のnoteを読んでいただければと思います。対応はめっちゃ早くて、リプリント(再印刷)をしていただけることになり、そこでおそらく年末休みに入り、届いたのは年始に。
2度目の到着 〜そしてリデザイン〜
すると、再び同じような色味で届いたわけです。
さて、こまった。これは再印刷ではダメなのではないだろうか。そもそも、自分の思っている色味が再現されないのではないだろうかと。そんなやりとりをしながら、クーポンをいただき、少しカラーコードを変更して発注したのが年始のことでした。
とここまでは、noteに書いておりました。
この間、前述したCanvaの教育者グループ経由で、中の人ともやり取りをさせいていただき、「RGB用のデータと印刷用のCMYK対応に変換されないといけない」といった状況の説明やらアドバイスを頂いておりました。とても、真摯に対応していただいていて、ますますファンになっているところです。それは嘘偽りの無い自分の意見です。
そんな中で、ワクワクと3度めの到着を待っていたのです
3度目の到着 〜心が折れた後に救いの手〜
さて、3度目の到着です。
序章:心の折れ
みなさんの、想像通りでしたよ。
そう、もう、素人にはわからんのです。見た目と印刷の色の違いは、光で発色しているのと、色素で色をつくるのでは違うことはわかっていますが、その差異を埋める工夫など、できるわけもないのです。
正直に言いますね。開いた瞬間に、心の中でポキって音がしました。久しぶりに聞こえましたね。ポキってやつ。アイコンの写真は笑ってますが、中の人の心はポキってました。
しかし、ショボンとしていては解決に至れませんので、行うことは1択です。そう、問い合わせる
2章:手慣れた問い合わせ作業
3度目の問い合わせともなれば、慣れたものです。丁寧にメモに問い合わせることを書き出して、下書きをしてから問い合わせました。
おそらく、問い合わせた文面は英語訳される様子だったので、できるだけ短い文章で書くことを少し意識しながら。でも、いま見返すと疲れてた&心が折れていたんでしょうねぇ。困り果てたときってこんな文章表現をするんだなぁと振り返っています。
こんな写真まで添付して、ここまでくればボクも可能な限り解決策を考えたい訳です。人間って、困ったときには色々と行動に移せるものですね。ポッキリと折れた心を拾いながら、問い合わせたわけです。
そして、いつもの丁寧なメールが返ってくるわけです。
よかったよかった。これで、少し解決に近づくかもしれない。もう、時間がかかっていいのですよ。急いでいるわけでもないです。こちらとしては、色味が、自分のデザインであることが想起される配色になればいいわけです。
3章:折れた後って曲がるんだ…
今回は気長に待つぞーと、ポッキリいった心を癒やしながら、待つ体勢になっていました。すると、先程のメールから約2時間後に、次のメールが届いたのです。
「ご注文いただいた商品を無料で再印刷するサービスを開始いたしました」とはいったい・・・
ぐにょん
心のなかで、ポッキリ折れた何かが更に曲がる音がしました。
このメールが届いたのが、0時ごろで寝ようとしてたところだったのですが、「違う、違う、そうじゃない」って伝えないとアカン!って折れ曲がった心が叫んだので、力を振り絞ってメールを返信いたしました。
このまま再印刷をかけてもらって、同じ色味のモノが届いたら、もう立ち上がれないよ。ポキっと折れて、ぐにょんと曲がった心は、それ以上の追い打ちを望んではいません…助けて…
と返信したのは、深夜1時ごろ…そのまま疲れ果てて眠りについたのでした。
4章:アドバイスは突然に
翌朝、目を覚ましたら、メールが届いていた。。。わけではなく、Canva教育者グループのSlackのDMに、中の人から連絡が!
神!
マジで、神!
(語彙力が少なくてスミマセン)
ぐにょんと折れ曲がった心を抱えたまま寝て起きたら、このDMですよ。レジリエンスを促進してくださるなんて、助かります。
DMには、アドバイス用のデータと、
「今回発信していただいたおかげで、どなたでも印刷に問題ない色を選べるサービスにしていく必要があることに気づけました。」と原因についても紹介していただき、まだまだこれから改善していく途中なのだとこちらも認識ができました。
あー、これって、プロセスエコノミーだなー
しかしながら、再印刷の件は返信がなかったので、どうしたらよいですか?と中の人に問い合わせたら、伝え方も教えてくださったので、そのままメールにして問い合わせを行いました。
終章:そして・・・
その後、メールに返信があり、再度クーポンコードを発行していただいたので、アドバイスをいただいたカラーコードで再デザインして、名刺の発注に。
相変わらずのスムーズな受付、発送のメール
そして、4度目の名刺の到着
再デザインの際に、背景の濃い青色も色味が出そうな色コードに変更したので、だいぶ再現ができた気がしています。出来上がった名刺を見て、自分の配色イメージを想起できたので、よしとしております。
(長かった。。。長かったよ。。。)
こうして、色味の納得できる名刺印刷のやり取りが一段落できたわけです。
振り返り 〜お互いの望む姿はなにか〜
今回の1件から、学ぶことは多くありました。
サービスというものは完成されていないこと
顧客と提供者側の目的が同じであれば、解決に向かえること
そのためには問い合わせるのを遠慮しないこと
問い合わせるときは事実と望む状態を伝えること
感情に任せてクレームをしても解決には至らないんですよね。ボクが望んでいたのは、自分の配色を想起される印刷物であり、それが再現されていないのであれば、真摯に問い合わせること。そうすることで、相手も(Canva側も)印刷が顧客の望む形で提供されていないということを知ることができる。
サービスを受ける側と、提供する側が、お互いに望む形をデザインしていくことで、お互いの課題の解決に進むものだということを実感できた事例となりました。
今後も、活用していくつもりですし、生徒たちに「感情に任せて問い合わせても良いことはない。お互いの望む形を目指すにはどうしたらいいのかを考えると解決に向かうのだ」ということを紹介できるかなと。
関係していただいたCanvaの中の方々が本当に丁寧に対応していただき、課題の解決ができたことに対して心から感謝しております。
みなさん、Canvaをつかって、デザインを身近に楽しみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
現役教員らしくない教員であるのざたんが、
「会いに行けるセンセイ」という、
教員と話たい方・相談したい方が、
学校の外側でフラットに対話できる取り組みを行っています。
対話したい方はHPからお気軽にお問い合わせください。
いただいたサポートは、誰でも教員と会って話せる『会いに行けるセンセイ』の活動に利用させていただきます。