オルヴィエートに行った時の話
写真を見返していたら、2017年に行ったオルヴィエートのことを思い出したので、noteに残しておこうと思います。
日本人の友達と2日間休日が合ったため、二人とも気になっていたオルヴィエートへ行くことに。ヴェネツィアからIntercityを使って4時間半でオルヴィエートに到着。駅から宿までの行き方がいまいちわからない。チェントロではなく、少し離れたところにあるB&Bだった。Googleを見てバスに乗ったりしたが、反対方向に行ってしまいかなりのタイムロス。電車の駅に再び戻り、駅員さんや駅で窓の掃除をしていたおじさんに聞いてみたが、皆言うことが違って更に混乱。結局道なき道を歩いたり、車通りを歩いたりしてやっと宿に到着。ザ・イタリアといった感じの大きな家だった。荷物を置いていざチェントロへ。
小さな町で人も多くなかったが、観光客がちらほらいた。暑かったのでジェラートを食べた。オルヴィエートのチェントロは少し小高いところにあり、周りには丘陵地帯が広がっていた。
その後お目当てのオルヴィエート大聖堂へ。小さな道を抜けるとこのゴシック建築が立派に佇んでおり、圧巻された。
外はもちろん、中の装飾も迫力があり感動した。ルカ・シニョレッリのフレスコ画があり、大学時代に受けた講義を思い出した。
さらに高いところから見た大聖堂。
その後夜ご飯を食べにレストランへ。何故かは覚えてないが、レストランを見つけるのも一苦労した。やっと見つけたいい雰囲気のレストランが、「Al Pozzo Etrusco」だった。
注文したパスタのメニュー名は忘れてしまった…。おいしかったことは覚えている。
食べ終わるころには日が暮れており、宿へ帰る。このとき該当の無い道路を歩くことになる。スマホで懐中電灯を着けたが、タイミング悪く二人ともこの時点で充電が無くなり、しばらく時々通る車の光を頼りに歩くことになる。昼間と雰囲気が変わったため、宿も見つけられず一般人の家のチャイムを鳴らしてしまうハプニングもあった…。なんとか到着したが、次宿を予約するときはチェントロからのアクセスも確認しようと思った。初歩的なミスである。
次の日はチヴィタ・ディ・バニョレージョに行く予定だった。オルヴィエートからのバスの本数が少なく、早朝のバスに乗る予定だったが、二人とも前日の疲労から起きられず、結局タクシーで行くことになった。
タクシーを降りてから結構な距離を暑い中歩くことになるが、天空の町に行くような雰囲気が楽しかった。
町は住民が少ないため、ほぼ観光客で埋まっていた。とても素朴でかわいらしい町だった。何故か写真を全く撮っていなかった。友達と一緒にここから実家にポストカードを送ったが、2021年現在も届いていない。今どこにあるのだろうか…。
1時間ぐらい滞在して、帰りのバス停方面へと向かう。近くのバールで少し休憩をした。
オルヴィエート駅までの長距離バスのチケットを買おうとしたが、バールなども見つからず、買い方がわからなかった。運転手にダメもとで今払ってもいいかと聞いてみたら、そのまま乗せてくれることになった…。
オルヴィエートから電車に乗り、21時にメストレに着いた。偶然その日は公共交通機関のストライキがあったみたいで、一向にバスが来なかった。偶然知り合いに会い、家まで車で送ってもらえた。今考えてもその人が救世主に思える。
改めて文字にしてみると、無計画で行き当たりばったりな旅だったなと思います。この旅で出会った人たちはみんな朗らかで優しく、イタリアの北と中部の違いを少し感じました。色々と忘れていたこともあったので、こうやって旅を文章に残すのも大切ですね。
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