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エアポケット

双極性障害と発達障害は一部で似ている症状がある。

双極性障害は診断が下りているが、発達障害についてはグレーゾーンだ。

発達特性の凸凹により社会にフィットしない感覚があり生きづらさを感じている。

一番嫌なのが希死念慮だ。積極的に4にたいわけではない。生きているのが辛すぎるだけだ。

打ちのめされ、疲れ果て、もう許して欲しい、休ませて欲しい、そんな感覚。

日常を送っているだけで、ふとそんな気持ちになる。予測不能なエアポケットみたいだなと思う。

人生をマラソンに例えることがあるけれど、人それぞれ多少の荷物を背負っている。生きていて苦しくない人なんて多分いない。

それでも明らかに重荷を引きずる人たちがいる。障害もその重荷の一つではないだろうか。

見た目にわからない病気ではあるから、つい健常者のように頑張ってしまう。

そこには普通に生きられない自分に対する大きなコンプレックスがあるのかも知れない。

体が丈夫な人とそうでない人がいるように、心も強い人と繊細な人がいる。自分の許容量を越えるような辛い目に何度も何度も遭うと、ポキッと折れそうになる瞬間がある。

とても修復が間に合わない。だから自分の許容量を越える刺激を受けないことと、回復を助けることを意識しないとすぐにパンクする。

希死念慮は心からのヘルプサインなのだろう。無理は禁物、頑張り過ぎてはいけないよと。

この苦しみを誰かにわかって欲しいのかも知れない。主治医や心理士や支援員は多くの患者と接しているから「あなたはマシな方よ」なんて言う。

人と比べられても困る。

辛いと言っても取り合ってくれないことに怒ってたんだな。

「過剰適応かも知れませんね」と当事者に声を掛けてもらった。

客観的な意見はとてもありがたい。また、伝え方が下手なのかも知れないと指摘していただいた。もっと大袈裟にアピールするとか、言い方を誰かと一緒に考えるなどしてみよう。

患者が主治医の顔色を伺う関係性ってなんなんだろうな、と思わなくもない。とにかく全方向に気を遣い過ぎて疲れているのはわかる。

方向性は分かってきた。自己理解の次は、自分のメンテナンス法をブラッシュアップしよう。

そうすればエアポケットは少なくなり、ハマってもすぐに抜け出せるようになるだろう。

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