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デジタルマーケティングの転職を失敗させないたったひとつのこと!

前回は、デジタルマーケティング業界への就職について話したが、今回は、さらに深く、成長が見込まれるデジタルマーケティング業界やDX市場への転職について、話していこうと思う。

デジタルマーケティング業界への転職あるある

転職をしたいと思う理由には、ポジティブとネガティブな転職理由の両面がある。

より年収を上げていきたい、新しい仕事へのチャレンジをしていきたいといった前向きな理由での転職意向は、会社で自分がやるべきことはやりきった、結果も出したときに、次のステージに行きたくなる衝動に駆られて起こる。
優秀な人になればなるほど、仕事を効率化、つまり型化するので、逆に言うと同じことを頭を使わないで出来る状況を作ってしまう。そこから「飽き」が生じるので仕事への情熱が失われていく原因になる。

ただし、ポジティブな転職理由の裏側には、ネガティブ面もあることがほとんどだ。現在の会社での環境への不満などがある。例えば、年功序列でポジションを上に上げることが難しかったり、自分が目指すべきことをやれない、環境を変えられない歯がゆさがなどがある。

会社は利潤を上げるために最適運営されるので、個人の成長よりも組織の都合を優先させるのは当然だ。ここがギャップやコンフリクトを生む原因になる。

ポジティブな転職理由を述べたとしても、それは組織と個人との調整しがたいネガティブな理由が実は存在するのだ。

デジタルマーケティング業界の転職は、とにかく短期期間で行われることが多いのが特徴だ。実力主義と言いながら、実は年功序列的な発想は日本には根強く残っており、優秀な人がなかなかポジションを上げられないことも少なくない。

この解決策として、転職を選び、他社で空いているやりたいポジション狙うということになる。デジタルマーケティング業界は急成長をしているために、管理職ポジションが慢性的に足りていない状況が続いている。そのため、ステップアップのためには、社内で昇進よりも転職をすることが合理的だったりするのだ。さらにいうと、転職をしないと年収が上がらないということでもある。

昔ながらの不動産業界などを例に挙げると、すでに形骸化された評価基準というものがあり、それによって、年収が上がっていくシステムがある。そういった評価基準が、新しいスタートアップの多い、デジタルマーケティング業界では存在しないため、年収が上がらない構造になっていることが多いのだ。

また、デジタルマーケティング業界自体の変化スピードが早いために、技術やノウハウを習得をしても、それが一瞬で古いものになってしまうことが平気で起こる。一度上げた評価を下げるのは難しいので、結果、評価=給料を上げづらい原因にもなっている。

デジタルマーケティング業界の転職では、実力そのものよりも、自分自身の評価アピールの上手さが、ステップアップで大切な要素になってくる。基本的に人事は、給料を上げてその人材を引き止めるということはあまりしない(これをやるとチキンレースになり全体の給与水準を上げざる得なくなる)ので、年収を上げるには転職が最適な手段となっている。

デジタルマーケティング業界に転職するための準備

デジタルマーケティング業界の人材は、おおきく営業サイドの人間(数字を取れる)と営業が取ってきた仕事を料理するエンジニアやコンサル・アナリストなどのデリバリポジション、人事や経理などの管理部門の3つのタイプに分かれる。

数字を作れる人(営業できる人)は、デジタルマーケティング業界に限らず、どの業界でも求められる人材だ。あなたがキャリアップを目指すなら、営業のスキルを磨きと経験を積むべきだ。営業職はみんな嫌うことが多いが、あなたが年収をあげたいと思っているのであれば、必須のスキルとなる。営業は売上など定量的な評価を作ることが出来るポジションで会社への貢献度を数値化しやすい。これは転職だけでなく社内昇進でも最もアピールしやすいポイントになる。

エンジニア・コンサルタント・アナリストなどのいわゆるデリバリポジションは、なかなか会社への貢献度を数値化できないために、年収を上げることが難しい。そのため、自分自身のセルフブランディングがしっかりとできるようにする必要がある。自分自身をどのように凄く見せることができるかがポイントだ。このセルフブランディングには、SNSやブログ、セミナーなどの登壇、コミュニティによる人脈形成などが有効だ。

最も重要なのは、営業、デリバリに関わらず、力を数値化するためのレジュメ(職務経歴書)をしっかりと書けるかということだ。もしあなたが転職を成功させたいなら、自分のレジュメを毎週アップデートしてみて欲しい。これが転職を失敗させないたったひとつのことだ。

このレジュメを毎週アップデートできていないということは、自分の仕事に対する評価ができていないということになる。レジュメを毎週アップデートできる=スキルアップの指標だ。

一方、経理などの管理部門は数字化しにくいので、実力で上がるのが難しい。バックオフィスのポジションにいるなら、まずは資格、簿記二級を獲ろう。会計、特に工業簿記ができる人は食いっぱぐれることはない。

デジタルマーケティング業界で、熱いバックオフィスのポジションは採用人事だ。デジタルマーケティング業界は転職業界でもあるために、採用人事は重要でかつ足りていない。ダイレクトリクルーティングや採用ブランディングなどの概念をデジタル上で実施するという新しいトレンドが急速に広まっている。経験者はほとんどいないところからスタートしているのでキャリアアップにはねらい目のポジションだ。

デジタルマーケティング業界は拡大市場であるため、優秀な人材の確保=会社の成長と言ってよい。採用人事は地味だが、非常に重要なポストである。また、採用目標などの数値化もしやすく、転職をする際の武器になる。採用人事は人間力のある人には向いている仕事でもある。実力で評価を得にくいバックオフィスの中でも花形のポジションになるだろう。

デジタルマーケティング 転職エージェント

転職エージェントを使うメリットは情報収集力である。自分ひとりで求人情報を集め、最適なポジションを見つけることは難易度が高い。どうしても知名度の高い企業しか目に止まらないが、知名度の低い企業にも良いポジションは沢山ある。そのような隠れポジションは転職エージェント使うことで発見することが出来るだろう。

求人情報の発信にはメディアを使う、つまり媒体掲載費を払う必要がある。一方、転職エージェントは採用の成果報酬でフィーを払う。つまり大量採用ではなく特定のポジションを1名募集、という場合には企業側は転職エージェントを使ったほうが合理的ということになり、結果、転職エージェントを通さないと得られない求人情報というものも一定数存在するのだ。

転職エージェントを使うということは、企業側が年収の三割や四割を払って転職者を見つけてもらうという仕組みになるため、未経験者がその土壌に上がることはないと思っていいだろう。未経験ポジションにトライする場合は、転職エージェントを使わず、公開されている求人に応募したほうが良いケースもある。

KOBUSHI MARKETINGでも転職エージェント事業をやっている。現役の業界人である私が、その人材の適正年収を一瞬で把握できることが強みだ。現役デジタルマーケターだからこそ、的確なアドバイスができる。また、友人や取引先から直接頼まれる非公開求人や、人事を飛ばしてダイレクトに採用意思決定にコネクトするルートなども持っている。もし転職を検討しているならご一報いただきたい。

デジタルマーケティングの転職は日系がおすすめ?それとも外資系?!

二十代のころに、日系で就職をした人は日系の中で転職が多く、外資畑で来た人は外資での転職になることが多い。日系と外資系では、仕事の仕方や仕組みがまったく違うため、そのような傾向がある。

日系の会社は、やはり、序列の中で人間関係を築きつつ出世をしていくということが多い。一方、外資のポジションはビジネスプロセスの一部で、それ以上でもそれ以下でもない。専門性を生かして、なおかつ結果が出せる人が出世をするというシステムだ。

日系から外資、外資から日系での転職、特に三十代以降で仕事のやり方がある程度、自分の中で確立されてきた後では特に危険だ。日系は外資に比べ給与水準が低いので、ステップアップを求めて高い年収で転職したにも関わらず、実は、組織の中で上手く立ち回ってきただけで全く結果が出せない、というケースをよく聞く。その場合、外資ではすぐにクビになるだろう。逆に外資から日系は確実に給与ダウンするので、あまり聞かない。

また、外資系は日系が及ばないほど、転職スピードが早い。中には、3日で転職ということもあるほどだ。最初の入口で、それ以降、日系なのか外資での転職なのかが決まることが多い。

デジタルマーケティング業界で転職した事例(成功事例)

デジタルマーケティング業界の転職で成功した事例を話す前に、ブランドとベンダーの話をしておこう。ここでのブランドとは自社製品をもっている会社でtoCをやっていること、ベンダーとはBtoB企業のことを指す。

デジタルマーケティング業界には、広告代理店などベンダー企業が多い。ベンダーで専門性を磨いてから、ブランド(事業会社)に転職すると良いだろう。予算をもらう側から使う側への転身は魅力的に映るようだ。

転職価値は、40歳までにピークアウトすることもあり、それまでにキャリアを築いてよいポジションを確保するほうが良いであろう。20代は安くて取り合い、30代は高くても取り合い、40代になると足切りにあうこともよくある。

他業種からデジタルマーケティング業界に転職をする場合には、年収を下げる覚悟があれば転職することは可能だ。成長業界であるデジタルマーケティング業界では、慢性的な人不足なので、間口は広い。特に営業職は大量採用しているケースが多いので、未経験者でも採用される確率は他のポジションより圧倒的に高くなる。

デジタルマーケティング業界で転職した失敗例

転職理由を明確に説明ができるかどうかで、失敗するかしないかが決まることがある。その理由がポジティブかネガティブなのかを検証する必要がある。

ポジティブな理由でなければ転職しないほうが良い。自分の実力を評価できない会社にはいられないということを数値化することができているのであれば、転職は成功する確率は上がるが、ただ単に、大変だから、辛いからなどが理由であると、失敗する確率が上がることになる。

この時に自分が部下を採用すると思うとよい。上司の悪口を言う人間を採用しようと思うだろうか?

また、デジタルマーケティング業界がキラキラした業界だと思い就職をすると、イメージとのギャップで失敗することもある。テクノロジーを売りにしている会社のオペレーションが実はすべて人力、ということはよくある。

デジタルマーケティング業界への転職を成功させよう!

デジタルマーケティング業界への転職を成功せさせるためのポイントをまとめると。

●営業力のある人、営業職は有利。未経験なら営業職へ転職
●バックオフィスなら採用人事、もしくは簿記2級を取得

そして、あなたが今日やるべきたったひとつのことは

●レジュメ(職務経歴書)を毎週アップデートする

ことだ。

そして最後に、テクノロジーで世の中を変えていくつもりがあるか。テクノロジーが心底好きなのかを心に問うてみてほしい。志望理由を重視している会社もかなり多い。本当にデジタルの世界が好きだという気持ちがあれば、どんなポジションに転職しても成功だと言えるかもしれない。




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