【過去問ひたすらやれ】: 合格体験記 基本情報技術者試験編
先日基本情報技術者試験を受験し、合格ラインを超えた(科目A:805点, 科目B: 795点)。正式発表は1ヶ月後だが、何も無ければ合格なのでこれまでやってきた勉強法や感想を残しておくことにする。
スペック
現在の私のスペックを先に述べておく。 この先に勉強の仕方を書いてある。私のスペックと比較しながら勉強スタイルを変えていくと良いと思う。
基本スペック
エンジニア歴2年。Webアプリケーションのバックエンド実装がメイン。 開発環境やCDK実装あたりのインフラ系もそれなりにやる。
保有資格
基本情報取得前にもっていた資格は以下の通り。
ITパスポート
LPIC1
LPIC201
Java Silver
勉強期間
およそ1ヶ月半くらい。
試験前追い込みしたが、平均すると平日1.5h、休日3hくらいを勉強にあてた。
勉強方法
ここからはどうやって勉強していったか簡単にまとめる。
参考書を読んで大まかに内容を理解する
まずは参考書を読んで5割くらいの理解で全体像を掴む。
参考書はかやのき先生かキタミ式どっちか買っておけば良いと思う。 私はキタミ式にした。因みにITパスポートはかやのき先生だった。
参考書の内容をノートにまとめはしなかった。この手の勉強は過去問を回して出題傾向と理解を深めるやり方が良いから参考書は全体像を把握するだけに留めた。以下参考書の進め方である。
参考書を眺める
参考書についている問題を解く
解けなかったやつは参考書を見直してもう一度解く。
このくらいサクサクした感じで進めた。参考書のページ数が多いのでこのくらいサクサク進まないと面倒になって途中で辞める可能性もある。 流し読みで解ける問題は今の知識で解けるレベルなので深く対策する必要は無い。躓いた問題をチェックする程度にとどめておく。
本筋から逸れるが、今回は電子書籍で購入して勉強してみた。紙の本保管するの面倒だからだ。
参考書を電子で買ったのは始めてだったが紙でも電子書籍でも勉強効率変わらんなという印象。 カフェとか図書館で勉強する勢は電子書籍でもいいかもしれない。紙重いし。因みに筆者は勉強は家でやる。
2週間あれば読み終わる。その後は各試験ごとに対策を進める
科目A
科目Aはひたすら過去問をやった。
具体的にはIPA試験対策御用達「◯◯ドットコム」。今回は基本情報技術者試験ドットコムを使った。
分野指定×試験回絞り込み(8回位分チェック)で全部一回以上正解できるまでやる
模擬試験で毎日1回分やる
分野指定では苦手分野を中心にやると良い。私の場合はストラテジ系の単語が覚えられなかったのでそこを中心的にやった。 逆にネットワークとかデータベースは余裕が出来たタイミングでサラッとやった。
模擬試験は9割が安定して取れる状態になるまでやる。
模擬試験を数回やっていると、この問題理解しているというより「答え知っている」状態になる。 選択肢を暗記してしまっているパターンだ。こうなると対策しようがなくなる。
こうなったら、IPAが公開している免除問題をやってみると良い。今まで傾向が違う問題も出来るのでおすすめだ。個人的にもやってよかったと感じている
IPAの問題は回答はあるが解説はないので注意。解説を見たい場合は問題文でググるか、ChatGPTに解説してもらうのがおすすめ。
科目B
科目Bは擬似言語+セキュリティ問題。これの明確な対策方法が分からない。私は出るとこだけシリーズの科目Bを追加で購入して対策した。
やってみて思ったが正直本購入してまで対策した効果があったかは微妙。書籍の内容が効果あったというより、書籍購入特典の問題集が役に立った印象。普段プログラム書いている人はセキュリティ問題だけやっても良いかもしれない。 書籍購入を迷う人がいれば一旦IPAの公開問題をやってみるのをおすすめする。
試験当日の流れ
試験は10時からにしたため、現地に行く前に科目AとBの過去問をそれぞれ一周した。
試験会場到着後、受付の人に試験名と名前を言って身分証明書を見せる。 たまに身分証明書を忘れる人がいるらしい。出発前に確認しておくと良い。
他の荷物はいらない。 受付後準備ができたら直ぐPC前に移動して試験開始される。試験会場にテキスト持って行っても良いが見ている余裕は無いということは伝えておく。
科目A終了後は10分休憩が取れる。 休憩は任意のため、続けて科目Bを受けることも可能。 私は5分ほど休憩して科目Bを受けた。
科目Bの試験終了ボタンを押したら科目AとBの採点結果が出力される。どちらも600点超えていれば合格見込みだ。 試験会場によるかもしれないが私のところでは試験レポートは無かった。採点結果はWebからでも確認できるので問題ない。
受験後はメモ用紙を受付に返却する。 何も無ければそこで試験終了だ。身支度して帰る。
Tips:科目A~科目Bの休憩時間を伸ばす
本試験中のTipsとして【科目がA早めに終わったら試験終了ボタン押さずにボーっとする】という小技がある。
本来の休憩時間は10分である。それを科目Aの試験時間を有効に使い、見直しが完了したら好きなだけその場で休んでおくという小技だ。これは、本来10分だけの休憩時間を10分+科目Aの残時間にすることが出来るのでゆっくり休めるというメリットがある。
科目Aが比較的余裕に終わった人にオススメである。
感想
完走した感想だが【とにかく過去問を繰り返せ】これに尽きる。
科目Aは過去8年分くらいやっておけばまず落ちることはない。時間がない人は5年分くらいでもいい。 合格することを目的にするなら量をこなせば十分合格点に届くはず。
科目Bは擬似言語に慣れることが最優先。今までプログラム書いてきている人なら慌てなければ解ける問題が多いはず。 セキュリティ問題はまあ…国語の試験って感じ。問題読めば選択肢は2つくらいに絞れる。後は何を聞かれているのかを問題文読み直して選択肢を絞る。
科目A・Bに共通するのは、こんな問題今まで見たことないよ…みたいな問題が必ずある。この問題は後回しにして見直しの段階でにどれにしようかなで決めめばいい。(選択肢が絞れるならそれに越したことはない) どうせ考えたところでミスになる。当たればラッキーくらいの気持ちで回答すべし。 大切なのは分からない問題に合ったときに動揺しないことだ。動揺すると、これ以降の簡単な問題でミスする可能性が上がる。 知らない問題より、知ってる問題を落とさないことを優先する。
まとめ
まとめると
テキスト流し読みでサクサクと進める(2週間)
過去問をドットコム&IPA公開問題で繰り返しやる(1ヶ月)
これで合格点に届く。業界未経験の人はテキストの比重をもう少し上げても良い。 途中で挫折しない程度のスムーズさで勉強を進めることだ。
この記事が皆さんのためになれば幸いである。
参考: 今回使用した書籍・勉強サイトまとめ
書籍
■ キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年
■ 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第3版
サイト
■ IPA 公開問題
■ IPA 科目A免除問題
■ 基本情報技術者試験ドットコム
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