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「かみかさ」第3話

いのりは、傘を取りに美容院に戻った。
しかし傘は傘立てごと店内にしまわれていた。
それはガラス越しに見つける事ができた。

「大事な傘・・・忘れてしまうなんて。」
髪を触られるの苦手で、今日、男性美容師さんだったから、動揺していたのだろうか。
大事な傘まで忘れてしまって、更に動揺していた。しっとりと濡れた抹茶色の傘をみていた。

傘を取りに営業時間に来るしても、電話をするにしても、もともと億劫な美容院・・・
「どうしようかな。」と
心の中で溜め息をついた。


傘 ガラス越し
髪 指の間越し

動揺に 
ため息する

ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?