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ダークサイドに堕ちそうだったから、一人花火大会をすることにした。

夏らしさを感じる瞬間ってどんな時?


痛みをおぼえそうなほど青い空に、そびえるような白い大きな雲。
空から見下ろしてくる、ひまわりの黄色い顔。
「生きてる生きてるとりあえず必死に生きてるぜうわぁぁぁ!」という風に振り絞るセミの声。
スイカの赤に歯を立てると伝わる、みずっぽい甘さ。
太陽を浴びてちりちりする肌。
夕立の後のアスファルトの匂い。
夜になってもふわりとあたたかい、風。


きっと色んな回答があると思う。
暑さは辛いけど、色々振り切ったこの季節が、案外みんな好きなのではないだろうか。

* * *

今年は梅雨が長く、8月になる今頃にやっと明けようかというそぶりをみせている。例年だと「あー夏もそろそろ中盤だね」と感じている今、まだ夏を体感できていないのである。加えて、色々なイベントやお祭りは中止。正しい判断だと思うが、気持ちとしては寂しい。そんな夜に目に入るニュース。

”過去最多人数更新”

一人の夜ってなにもなくてもなぜかダークサイドに堕ちがちなのに、こんなニュースばかり飛び込んできては、気が滅入ってしまう。そこで、今したい夏らしいことを考えてみた。
その結果「花火がいいです!」と脳内会議にて満場一致で決定。前から手持ち花火を撮影してみたいと思っていたんだ!
急ぎ、花火とカメラの準備をする。あいにくノビ夫がいない夜だったので、
主演:のびつま 
監督:のびつま 
撮影:のびつま 
という、先行き不安な顔ぶれである。

* * *

今回の撮り方としては

①立つ場所にカメラのピントを合わせておく
②セルフタイマーモードにして、シャッターを押す
③走って立ち位置へ
④花火に火をつける
⑤カメラが撮影をはじめたら、振り回す

こんな感じ。想像以上に慌ただしいよね?
真剣に走ってフレームインしている自分が必死すぎて笑えてくる。


画像1

おー!ちょっと見切れてる感じが逆にいいね!


画像2

心臓に毛が生えてるけど、これもいいね!


画像3

なかなか火がつかず、光量が足りないかな?と思ってたのも意外にいける!


思った以上にハマり、次の日にもまた一人で撮影する始末。

画像4


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撮る時間や撮り方で雰囲気がめっちゃ変わるやん、おもしろー!

* * *

行き当たりばったりな撮影は、とても楽しかった。
むしろ行き当たりばったりで完全に自分の思うままにしたからこそ、楽しかったのかもしれない。
楽しみなことが減っても、自分でまた増やせばいいんだよね。

あなたはどんな夏を過ごしますか?

きっと色んな回答があると思う。
どうか、素敵な夏を過ごされますよう。

お読みいただきありがとうございました!
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